Python0.1 + 0.1 + 0.1の計算

Question

print(0.1 + 0.1 + 0.1)
の実行結果が0.30000000000000004となってしまうのですがこちらはどうしてこのような結果となるのでしょうか？
また、改善策をご教授ください。

宜しくお願い致します

Answer 1

こちらはどうしてこのような結果となるのでしょうか？

デザインと歴史 FAQにも書いてあるとおり、Pythonに限った現象ではありません。

#####なんで浮動小数点数の計算はこんなに不正確なんですか？

ユーザーはよく次のような結果に驚きます:

>>> 1.2 - 1.0

0.19999999999999996

そしてこれが Python のバグだと考えます。が、これはバグではありません。この結果に Python はほとんど関与しておらず、むしろ基底のプラットフォームによる浮動小数点数の扱い方が関与しています。

[中略]

10 進数で簡単に書ける多くの数が、2 進浮動小数点数では正確に表すことができません。例えばこうすると:

>>> x = 1.2

x に保存された値は 10 進数の 1.2 の (とても高い精度の) 近似値であって、厳密な 1.2 ではありません。

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改善策をご教授ください。

• できるだけ小数を扱わないようにする
• 10進有限小数を扱う際は、decimalモジュールの利用を検討する
• あるいはfractionsモジュールを使って、有理数として計算する

Answer 2

1/3 が十進表現で無限小数となるのと同じように、1/10は二進表現では無限小数となります。

浮動小数点データは、有限桁の二進数表現で表され、無限小数は有効桁数のところで四捨五入されて表現されるために、誤差が出ることになります。

解決方法は、10進数演算ライブラリdecimalを使う。

もしくは、10倍して整数化して演算して、表示の時に小数点を挿入する。

Comments

[otn]

ちなみに、1/3は三進数表現だと、0.1 です。3倍して（一桁ずらして）1になる数なので。
有理数が、有限小数か、無限小数かというのは、何進法かに依存します。

Answer 3

参考情報

• 【Python学習】浮動小数点の演算と表現誤差の問題

https://www.secat-blog.net/wordpress/learn-python-floating_point-_arithmetic_and_representation_error-python_tutorial_ver3_chapter15/