Pyo3のPyAnyオブジェクトのキャストの方法がわからない

Question

RustでPythonのエクステンションを作成しています。

let dummy = PyList::new(py, &[1, 2, 3]);
let v = vec![];
for int in dummy.iter() {
    let int: usize = int.try_into().unwrap();
    v.push(int);
}
println!(v);

このようにPyListの中身ををusizeのVecに変換したいと思います。
しかしこれはtry_intoがPyObjectにしか変換できない為にエラーを吐きます。
Docを漁りましたがやり方がわかりませんでした。
何かわかる方は回答の方を宜しくお願いします。

Answer 1

use pyo3::FromPyObject;
let v: Vec<usize> = dummy.as_ref().extract().unwrap();

これでできませんか？

また、英語に抵抗がないようでしたら、質問には https://gitter.im/PyO3/Lobby を使うのがいいと思います。

（他の方の回答について）

PyAnyは、一旦try_into()によりPyObjectに変換した後extract()によりRustの型にキャストするようです。

そういう使い方は想定していません。
今回の例だと&PyLIstからAsRef::as_refで&PyAnyへアップキャスト（この操作は0コストです）して、 &PyAny からFromPyObject::extract でVecに変換しています。
基本的にはFromPyObjectでたいてい事足りると考えていいです。
ただこのへんの設計は今後大きく変わる可能性があり、0.7以降ではどうなるかわかりません（このアップキャストは無駄なので、改善が必要かなと思っています）。

PyObjectはGILGuardとの接し方（？）がPyAny等と異なる型です。
たしかドキュメントにPyObject::extractを使え的な記述があったかと思いますが、これはrust-cpython時代から更新されていない記述です（直そうとは、思ってたんですけど）。
&Py~を持っているときにPyObjectを経由してなにかしようとすると、少しオーバーヘッドになるので、あまり良くないです。

(補足)

use pyo3::ObjectProtocol;
let v: Vec<usize> = dummy.extract().unwrap();

これもできます

Comments

[namuyan]

解答して頂きありがとございます。extract()を用いるのですね、コードを変更に反映しようと思います。

Answer 2

let dummy = PyList::new(py, &[1, 2, 3]);
let v = vec![];
for int in dummy.iter() {
    let int: &PyLong = int.try_into().unwrap();
    let int: usize = int.extract().unwrap();
    v.push(int);
}
println!(v);

PyAnyは、一旦try_into()によりPyObjectに変換した後extract()によりRustの型にキャストするようです。