C++とC言語の書き方について

Question

学校ではc言語を習っていて今度c++をやるそうなので事前に自分で練習していたのですが、c言語と同じ書き方で書けるので書いてしまいます。
c++を学ぶときにc言語との違いで気を付けていることは何ですか？

Answer 1

こんにちは。

C++はC言語で書かれたソースを（できるだけ）そのままコンパイルできるよう設計されています。
しかし、考え方は180度違うとも言えるほど、大きな差があります。

やはり代表的な機能はオブジェクト指向プログラミングのサポートが手厚いことと思います。（C言語でもオブジェクト指向プログラミングができないわけではないですが、サポートが貧弱なので手間がかかりすぎます。）
他に超強力なテンプレートやそれを利用したSTL(Standard Template Library)群があります。
更に型を厳密にハンドリングできることも大きなメリットです。C++に慣れるとC言語のようなvoid*を使い方は事実上なくなります。その結果、間違った実引数を与えた時にコンパイラが指摘してくれるケースが多いため、プログラムの信頼性が上がり開発期間が短縮されます。

C++には、これらの非常に強力でぶっとんだ概念が大量に含まれています。

c++を学ぶときにc言語との違いで気を付けていることは何ですか？

その強力な機能群を全部いっぺんに習得しようとしないことですね。私は有用と感じた機能から手をつけました。
まずはオブジェクト指向でした。これは本当に有用な場面が多いです。
STLも超便利です。個人的にはstd::stringの便利さは神と感じました。（C言語の文字列と比べるとです。）

ですが、テンプレートをまともに学んだのはここ２～３年です。非常に強力ですし、浅いところは簡単ですが、深い部分はなかなかハードです。実際のプロジェクトでも使いますが、深い部分を使ってコードを書くことはそれほど多いわけでもないです。STLを使える程度の基本を学ぶだけでも有用です。

C言語ではウィザートと称される人がいますが、それを遥かに超越するようなスキルが必要ですから、STL的なものを書けるような人はC++の神か悪魔と私は思います。

Answer 2

c言語と同じ書き方で書けるので書いてしまいます。

とりあえずはそういう使い方でも構いません。「基本的にはC言語で、便利な部分だけC++を使う」というプログラミングスタイルは、「Better C」と名前がついているように、比較的実例もあります。

Answer 3

気をつける前に、違いを把握しましょうｄ＾＾

つ　C言語とC++って何が違うの？

CとC++は、文法が似てるだけで、別の言語？と思うぐらい違います。なので、Cのつもりでプログラムを書くと結構ハマりますｗ　（エラーチェックもしっかりしてるし、ベターCとして見るというのも有りますが？）

あ！あと学校で習うとするとVisual Studio（違ったらごめん）だと思いますが、VC++固有の機能はあまり使わないでください。Windowsアプリなどを作らない限り、Windowsあるいは（互換性のない）VC++固有の機能は邪魔になるだけです。・・・違うというのを分かった上で使うならいいのですが・・・

Answer 4

C++はCの上位互換とよく言われていますが、それは迷信で、厳密には細かな違いがあります。
たとえば、文字リテラル'A'はCではint型ですがc++ではchar型です。だからsizeof('A') の値は異なります。
気をつけるところというと。
関数の外で

const int foo = 10;

とすると、C言語では、他のプログラム単位でもfooが参照されますがc++ではこの宣言されたプログラム単位内での有効範囲になります。逆に言うと、fooの初期値を二つのプログラム単位で定義するとCではリンク時にエラーになりますがC++ではエラーになりません。というか、初期値を定義しないとC++ではエラーになります。ややこしい。

あと、C++ではNULLは忘れましょう！ Cよりヌルポインタの使用頻度は低くなる筈ですが、使うときはnullptrを使うべきです。

ソースファイル名はCのときは拡張子「.c」をしっかり付けましょう。c++では複数の拡張子がありますが、たとえば「.cpp」などになっていれば、Cとc++の違いに基づく警告がコンパイラから出ますからそれに従うのがよいかと思います。

Answer 5

一応、c++はcの上位互換とも一部で言われてはいます。実際に完成ソースだけ見れば互換性があります。予約語とかの問題を除けば。

が、プログラミング過程に大きな違いがあるので、同じ書きぶりでは通用しません。例えば、リアル世界の同じ言語圏であっても文化、社会的背景が異なれば話が噛み合わないみたいなものです。

上位互換だとか大は小を兼ねるとか、安直な言葉に騙されないことが大事です。デバッグや文法エラー対応時間も当然増えます。

Answer 6

c言語と同じ書き方で書けるので書いてしまいます。

最初のうちはそれでも問題ありません。私もそうでしたから。

c++を学ぶときにc言語との違いで気を付けていることは何ですか？

違いを気にする必要はないですね。厳密にはC++の「C言語部分」の仕様は本来のC言語とは若干異なるので、場合によっては気になることもありますが、学校で学ぶ範疇であれば、気にするほどの違いはありません。C++で追加された新たな概念(機能)を理解することに注力すれば良いです。
実際には、いったんC++が使えるようになれば、よほどの理由がない限り素のC言語で書こうなどとは思わないので、気にもなりません。

Answer 7

c++はc言語の拡張版的位置付けなので、それ故にcで出来ることはc++で出来るのですが、c++で出来てもcで出来ないことがあるのでその違いに気を付けることでしょうか。

例えばc++で使えてもcでは使えないライブラりがあり、cでそれを用いて実行しようとすれば当然エラーになります。

また、cのほうがよりOSが理解しやすい言語でもあるのでc++を用いる際はどうしてc++である必要があるのかまで意識すると良いかもしれません。

Answer 8

c++を学ぶときにc言語との違いで気を付けていることは何ですか？

疑問に思うところの観点が違うと思います。
違いに気をつけるのではなく、c++になることで何ができるようになるのかを知るべきかと。
代表的なところではオブジェクト指向プログラミングができるようになります。
つまりクラスを扱えるようになります。

Answer 9

Cに比べてC++ができることというと、代表的にはオブジェクト指向があります。
以下の本など参考になるのではないでしょうか。

「C++の絵本 第2版 C++が好きになる新しい9つの扉」
https://www.amazon.co.jp/C-%E3%81%AE%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E7%AC%AC2%E7%89%88-%E3%81%8C%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%849%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%89%89/dp/4798151904

Cとの違いをわかりやすく絵でまとめてくれています。