ポインタで実現する文字列

Question

細かい事なのですが、下のコードでは"123"という文字列リテラルが生まれてから、そのアドレスを示すのがptrポインタという理解で正しいですか？
ポインタが文字列リテラルのどちらが先に定義されているのでしょうか？

追記
ptr="456"と追加した場合、１２３という値はどこのメモリに残り、４５６が新たにメモリに入れらますか？

コード  char *ptr="123";

Answer 1

リテラルというのは、日本語でいうところの「定数」、つまり「値」です。
文字列も値です。（=文字コードの入った配列）
ポインタは「記憶した場所（アドレス）」です。

文字列がメモリ配置されないとポインタには代入できませんが…
文字列は定義されるとどこかしらにメモリ配置されます。

質問の「char *ptr="123";」を記述をすると、大雑把に以下の動作になります。

・コンパイラが char *ptr を識別。
・コンパイラが = を識別。
・コンパイラが 文字列"123" を識別。
・コンパイラの処理的には、代入記号(=)が右辺と左辺を結びつけ、まず右辺が片付けられる。
・文字列 "123" をメモリに配置。（記憶用のアドレスも発行可能になる）
※文字列リテラルは文字コードの配列と等価なので const char ???[4] = {'1','2','3',0}; のように考える。
・左辺は char *ptr なので、ポインタと認識される。
・ポインタ:ptrに、文字列の配置アドレス先頭を代入。

Comments

[reotantan]

なるほど、そういう事でしたか。
確かに文字列も文字コードの入った配列と考えれば分かりやすいです。
ありがとうございました

[退会済みユーザー]

後から ptr = "456"; と書くと、前のアドレスを上書き更新します。

char *pTmp = ptr;
ptr = "456";

…のように書いておかないと、前のものが必要になったとしても戻ってきません。
新たに ptr = "123"; と書いても、別途新しい文字列リテラルがメモリ配置されます。

Answer 2

文字列リテラル123"はプログラム実行時に特殊なメモリにロードされます。
そのため、char型のポインタ変数*ptrに、あらかじめ用意していた"123"のアドレスを入れることになります。

Comments

[reotantan]

という事は、このポインタで実現する文字列とはあまり好まれる使い方ではないという事でしょうか？
特殊なメモリを使わずに普通のメモリを使った方がいいのではと思ったのですが

[yona]

特殊なメモリとは普通のメモリを区分けした静的領域のことです。
http://kei10in.hatenablog.jp/entry/20080416/1208366548