Javaコンパイラ、JDK、JREの関連、API群(SE、EE等）について、JSP・JSFの関連を教えて下さい

Question

Javaの勉強を始めようと思っているプログラミング経験者です。
3点ほどJava関連のキーワードに関して質問があります。
３つのうち１つだけでもいいので分かる方教えてください。

質問①

Javaについていろいろ調べていると、「JDK」や「JRE」といったようなキーワードが頻繁に出てきます。
調べた結果、次のように解釈しているのですが合っているでしょうか？

・JDK→Javaコンパイラを含むJava開発に関連するツールをまとめたもの
・Javaコンパイラ→純粋にJavaのソースコードをコンパイルするもの。ただしツールの関係上、単体ではコンパイルできないため、コンパイルするにはどっちにしろJDKが必要
・JRE→JDKによってコンパイルされた実行コードを実行するためのもの

ゲーム機で例えると

ソースコードをJDKでゲームソフトに変換して、DSなどのハード機器(JRE)で実行している

といったようなイメージで合っていますでしょうか。

質問②

JavaのAPIセットにJava SEやJava EEなどがありますが、これは単に関数の集合という認識でいいのでしょうか。
Java SEのAPIを用いて記述したソースコードをJDKでコンパイル後、JREによって実行するユーザはJava SEは不要ということで合っていますか？

質問③

JSP・JSFの違いについて次のように認識していますがあっていますか？

• JSP：Javaのコードを埋め込み、クライアント（ブラウザ）は読み込んだコードをJREで実行する
• JSF：クライアント（ブラウザ）が送ってきたリクエストをJavaで構築したシステムで処理し、リクエストに応じたHTMLを作成しクライアントに返送する。Faceletsという技術はJSFを実現するためのものであり、Java EEで採用されている。GlassfishはJava EE用のサーバソフトウェアであり、リクエストを処理して対応するFaceletsを解釈するものである。

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煩雑な文で申し訳ありませんがぜひご回答の程よろしくお願い致します。

Answer 1

質問①
概ねその通りです
JavaコンパイラはJavaのコードをコンパイルする実行ファイルで、JDKのツールの一つです

質問②
関数ではなくクラスやインターフェース(API)の固まりですね
包含関係は以下のURLがわかりやすいかと
Java Platform Standard Edition 7 ドキュメント

JRE が Java SE を包含しているので、JRE で実行するだけなら Java SE は不要だということがわかりますね

質問③
JSPはあくまでサーバーサイドの技術です
HTML上に埋め込まれたJavaコードを解析し、プレーンなHTMLをサーバー側で作り上げた後にブラウザに送られます
JSPはいわゆるテンプレートエンジンです

JSFはよくわかりませんが、コンポーネントベースのWebフレームワークだそうなので、

1. サーバーにきたアクセスをさばき、
2. 予めきめられた処理を行い、
3. HTMLやJSONなど、ブラウザが解釈しやすい形式にデータを整形して、

4 そのデータをブラウザに返す
のようなことをやるものだと思います
FaceletsはJSPと同様テンプレートエンジン(3を行うもの)です

つまるところ、JSPとJSFの違いは、テンプレートエンジンかWebフレームワークかというところでしょうか
前者が特定の仕事のみをおこなうスペシャリストだとしたら、後者はすべての工程に携わるジェネラリストといったところでしょうか

Answer 2

JDK、JRE、JavaSEなどの関係はこちらの概念図を見るとわかりやすいかもしれません。
http://docs.oracle.com/javase/jp/7/

JDKについてですがJDKはJavaSEの実装とあります。仕様としてのJavaSEを実装したものがJDKなのでJavaSE≒JDKといっても良いかもしれません。仕様の部分を強調するときはJavaSE、開発環境や実行環境のことを指すときはJDKという言葉が使われる傾向にあると思います。

一方でこの図の右側にあるようにJavaSE APIのことを指してJavaSEと言われることもあります。その場合は単にどんなAPIの集合体ということだけを指しているのだと思います。

さらにJDKはJREを含んだものです。JRE+コンパイラやデバッガーなどの開発ツールが追加されたものがJDKです。

javaコンパイラはこの図の上の方にあるjavacというのがそれにあたるもので、JDKの開発ツール群の中の一つです。

以上のようにJDK, JRE, javaコンンパイラ、JavaSEといった言葉は独立した関係ではなく、仕様なのか実装なのかとか、Javaの概念図のどこまでの範囲のことを指したいのかで使いわけるようなものな気がします。

経験上、文脈によってもけっこう異なる意味合いで使われることがあるので難しいです~^^;;;

ソースコードをJDKでゲームソフトに変換して、DSなどのハード機器(JRE)で実行している

JDKがある環境だとJavaの開発も実行もできる。JREだけがある環境では実行だけできるという感じでしょうか。

Java SEのAPIを用いて記述したソースコードをJDKでコンパイル後、JREによって実行するユーザはJava SEは不要ということで合っていますか？

JDKを使っている時点でJavaSEの仕様の範囲内でソフトウェアを開発しており、JDKの中に含まれるコンパイラーを使ってコンパイルしたソフトウェアをユーザーはJREで実行しているって感じでしょうか。

追記
おっと追記があったようですね。

JSPとJSFの違い、といってもそもそも全然違うものです。

JSFというのはJavaでWebアプリを作るためのフレームワークです。

FaceletsやJSPというのはそのフレームワークのうち画面の見た目を表現する部分に用いられる特定の技術です。
昔はJSFもこの見た目の部分にJSPを使っていましたが、今はFaceletsに変わっています。

JSPはHTML内にJavaのコードを埋め込み、Webサーバーで動的にWebページを生成してクライアントに返すものなのでクライアントではJavaのコードは実行されません。あくまでJavaが実行されるのはサーバーです。Faceletsも同様です。