aptとapt-get

Question

UbuntuやDebianのパッケージ管理としてaptを利用しています。
apt-getよりaptを利用することが推奨されていると思うのですが、
新しい書籍や新しいネット記事を見ても未だにapt-getが記載されていることが多いです。
何かapt-getの方が優れている点などあるのでしょうか？

Answer 1

一般論として、書籍にもウェブコンテンツにも、間違いはたくさんあります。

10年も前に仕様変更によって時代遅れになってしまったスタイルで得意げにコーディングを指南しているwebページなど珍しくもありません。単純にそのページの執筆者が活動を止めてしまって放置状態になっている場合もあるし、一見執筆年月日が新しいように見えても実は過去の原稿をコピペしただけなんていうのもあるし、執筆者が勉強不足のまま時代遅れな情報提供を繰り返しているとしか思えないケースもあります。

何か新しい状況が勃発したとき、それらにいち早く追従する人たちはもちろんいますが、全く無頓着な人の方が（執筆者層においても）数としては多く、そうした更新されるべき知見が充分に浸透するにはしばしば数年かかるというのが実態だと思います。

こういうのに一つ一つ引っかかって「なんでこういう説明なの？」と悩むのは時間の無駄というものです。必ず複数の資料を読み比べて、記述の裏を取るようにし、いまいちな品質のコンテンツはさっさと切り捨てましょう。

Comments

[mkgrei]

LPICだとapt-getで出るので、資格が欲しいのであれば枯れた古臭い技術も知らないわけにはいかないという事情もあるかもしれませんが、いかがでしょう。

[archiver]

そう言えば、LinuxにはLPICがありましたね。LPICの資格の有効期間がどのくらいあるかわかりませんが、ディストリビューターとしてaptを推奨するような動きになったとすれば、資格認定する側もそれに追従するのが筋じゃないですかね（実際、現状のLPICの試験のパッケージ管理の分野での出題でapt-getが出てきているかどうかはわかりませんが）。むしろ、これに追従していなければ、LPICの有用性を疑問視してしまいますね。

[mkgrei]

有効期間はたぶん5年ですね。
レガシーシステムの保守を考えると、しばらくは変わらなさそうです。

[archiver]

なるほど、単純に一定期間で更新するのであれば、レガシーシステムの保守の観点で残っていそうですね。

[goom]

レガシーシステム保守でapt-getが必要になることもある訳ですね。。
ご回答ありがとうございました。

Answer 2

単に**「慣れ」**ではないでしょうか。
Debian系Linuxとしてはaptを推奨したいけれども、いまのところapt-getを完全に廃止する理由もなく、そのまま併用できるようにしているため、元からapt-getを使っている人はそのまま使っているだけだと思います。
（ちょい古い記事ですが、こんな風に考えている人もいますし）

ただ、aptの使用が推奨されている以上、いつかは廃止されるかもしれないので、質問者さんは気にせずaptを使えばいいのではないかと思います。

Comments

[goom]

回答ありがとうございます。
特殊な事情が無い限り、aptを使っていこうと思います。

Answer 3

Debianでは、パッケージ管理ツールをどれを使うかについて、そのときどきによって公式の見解が変わります。
私の知る限り、少なくとも今までで何回か変わっているはず。

dpkg → apt-get → aptitude → apt-get → apt

第三者の記事に踊らされず、公式のドキュメント を参照すべきです。