C# List型テクスチャーのメモリ解放

Question

    List<Texture2D> test = new List<Texture2D>();

    void Update()
    {
        test.Add(new Texture2D(1000, 1000));
        if (test.Count >= 20)
        {
            test.RemoveAt(0);
            System.GC.Collect();
        }
    }

上記のような関数を実行した際、ListからTextureは削除されてはいるのですが、メモリからは解放されません。RemoveAtの箇所で削除されるテクスチャをメモリから解放するにはどうすればいいのでしょうか？

    List<Texture2D> test = new List<Texture2D>();

    void Update()
    {
        Texture2D Tmp=new Texture2D(1000, 1000));
        test.Add(Tmp);
        if (test.Count >= 20)
        {
            test.RemoveAt(0);
            System.GC.Collect();
        }
        Tmp=null;
    }

とすればメモリ解放は出来るのですが、参照元も消えてしまいListの中味が空っぽになってしまいます。

Answer 1

Unityの仕様かC#の仕様か把握しきれていませんが、
確かに「nullが入っていないTextureはGCの対象にならない」という仕様があります。

一応Resources.UnloadUnusedAssets();を使うと、nullが入っていなくとも、どこからも参照されていなければメモリ解放される……らしいのですが、以前自分で検証した際は怪しげでした。
（古い情報＆自己流だったのでちゃんとやれば正しく動作するのではないかと思いますが）

別解としては、test.RemoveAt(0);の前の行にtest[0] = null;と入れると確実にGC対象になりますので、ほっといても次のGCタイミングで解放されます。
（null入れる代わりにDestroy(test[0]);でも多分OK）

参考：動的に生成したTextureとSpriteはしっかり管理しよう！ - エイリアンプログラム

Answer 2

Object.Destroy を使ってください。
実際のメモリの解放のタイミングは GC.Collect() を使わず
GC に任せておいてください。
その方が効率的だと思います。

また最後の例ですべて消えるというのは信じられません。何かの間違いだと思います。

Comments

[sakura_hana]

＞最後の例ですべて消えるというのは信じられません。
テクスチャ生成→リストがそのテクスチャへの参照を持つ→参照先のテクスチャにnullが入る（リストの参照先が無くなる）→nullが入ったテクスチャはメモリ解放対象→GCで解放される
となるので、「Listの中味が空っぽ」は間違いではないと思います。

[Zuishin]

そうなのですか。.NET Framework では考えられないのですが、Unity を使う時には罠になりそうなので覚えておきます。
どうもありがとうございました。

[Bongo]

後者の例、私は実験していないのですが初めて知りました。
ということは、あるTexture2Dオブジェクトが複数のTexture2D型変数から参照されている状態で、それらTexture2D型変数のうちどれか一つにでもnullを代入してしまうと、他の全ての変数からも自動的に参照不能にされて、そのTexture2DオブジェクトはGC対象になって、やがてオブジェクトが解放されてしまうのでしょうか?
だとすると、変数へnullを代入するという行為は、かなり注意を払わないとやっかいなバグの原因になりそうですね...

[Zuishin]

例えば

string s = "Hello World!";
string t = s;
s = null;

この場合に t == null になるということですよね？
一時変数を使って二つの変数を入れ替えたりするようなこともできなくなりますね。
こんなのが C# を名乗っていいんでしょうか？
C# の規格は標準化されてるのに。

[sakura_hana]

申し訳ありません。検証し直したところ、
「質問内の２番目のコード」→Tmp=nullしてもtexList[0]はnullにならない
「１つのTexture2Dを複数の変数に入れ、どれか１つを=nullする」→他の変数はnullにならない
という結果になりました。（Unity5.6.5f1）
別の参照型（Image？）か何かと誤解していたようです。混乱させて申し訳ありません。

……そしてこれだと、質問内のコードでメモリ解放されてる理由が確かに不明ですね。
test.RemoveAt(0);のタイミングでGC対象になるなら１つ目のコードでもメモリ解放されそうなものなのに。

[Zuishin]

間違いでしたか。安心しました。
検証ありがとうございます。
しかし他の参照型でも C# の規格に沿っている限り考えにくいですね。