ルータはネットワーク間、L2スイッチはネットワーク内を接続するものと理解していました。
しかしルータに接続したPC1, PC2のネットワークアドレスが同じ192.168.1.0 255.255.255.0でした。
これはこのルータの内部にはL2スイッチが内蔵されていて、その各ポートにPC1, PC2が接続されているということでしょうか?
もしくはこのルータの各ポートに同一ネットワークのIPアドレスを設定しているということでしょうか?
前者の場合、ルータの各ポートの先が同一ネットワークである、といったものは家庭用ルータ特有のものでしょうか?
つまり、家庭用ルータの各ポートの先は同一ネットワーク、企業向けルータの各ポートの先は別々のネットワークであり、一般的に書籍で解説されるルータとは企業向けルータのことを指しているのでしょうか?
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ベストアンサー
まず、「ルータはネットワーク間、L2スイッチはネットワーク内を接続するもの」という理解は基本的に正しいです。一般的に、ルータは異なるIPネットワーク同士を中継する装 置であり、L2スイッチは同じネットワーク(同じセグメント)内の機器を接続する装置になります。
しかし、ご家庭でよく使われている「家庭用ルータ」(Wi-Fiルータなど)には、「ルータ」と「L2スイッチ」の両方の機能が一体化されていることがほとんどです。
例えば、家庭用ルータの「LANポート」にPC1とPC2をそれぞれ接続した場合、両方のパソコンには「192.168.1.0/24」といった同じネットワークアドレスを割り当てられます。これは、ルータ本体の内部にL2スイッチの機能が内蔵されていて、LANポート同士がスイッチで接続されているからです。要するに、家庭用ルータでは「WAN(インターネット)側」と 「LAN(家庭内)側」の間をルータ機能で区切り、そのLAN側は複数のポートがスイッチで結ばれている構造をしています。そのため、「LANポートに接続した機器はすべて同じネットワークに所属する」ことになります。
一方で、企業向けルータの場合は、各物理インターフェース(ポート)ごとに別々のIPネットワークを割り当てて使うことが前提です。例えば、1つのポートは「192.168.1.1/24」、もう1つのポートは「10.0.0.1/24」といった具合で、ポートごとに異なるネットワークを設定します。また、企業向けルータには(基本的に)スイッチ機能は内蔵されていませ ん。
したがって、ご質問の
ルータに接続したPC1, PC2のネットワークアドレスが同じ192.168.1.0 255.255.255.0だった
→ これはルータの内部にL2スイッチが内蔵されていて・・・?
という点については、「はい、その通りです」となります。家庭用ルータの場合、LANポートの内部はL2スイッチ機能でつながっているので、同じネットワークアドレスを割り当てて通信できるのです。一方、企業用のルータは各ポートごとに別々のネットワークを設定するのが普通であり、こちらの方がネットワークの教科書に出てくる「ルータ」の一般的 なイメージに近いです。
まとめ
- 家庭用ルータのLANポートは内部でL2スイッチにより接続されているため、同じネットワークアドレスを割り当ててそのまま通信できます。
- 企業向けルータは通常スイッチ機能を持たず、各ポートを別々のネットワークに設定して使用します。
- 書籍や一般的な解説に登場する「ルータ」は、企業向けルータの構成を想定していることが多いです。
このように、「家庭用ルータのLANポートは内部的にL2スイッチで動作しているため同一ネットワークでつながる」という違いを理解しておくと良いです。
投稿2025/11/08 14:06
総合スコア54
0
家庭用、企業用というルータ区分はユーザサイドの立場で決まることです。
ルータとして最低限の機能は、2つのポートをもち、それぞれ異なるネットワークのIPアドレスを付与できてネットワークを接続できることです。これが3つ以上であっても良い(質問者の仰る企業用ルータ)ですし、うち1つのポートに内部スイッチをぶら下げて同一ネットワーク配下のポートを増やしても良い(質問者の仰る家庭用ルータ)です。
どちらも最低限の機能は有しておりルータと呼んで問題ありません。「一般的に書籍で解説されるルータ」というものの認識がおかしいのではないかと思います。
投稿2025/11/08 03:41
総合スコア4873
0
前者の場合、ルータの各ポートの先が同一ネットワークである、といったものは家庭用ルータ特有のものでしょうか?
つまり、家庭用ルータの各ポートの先は同一ネットワーク、企業向けルータの各ポートの先は別々のネットワークであり、一般的に書籍で解説されるルータとは企業向けルータのことを指しているのでしょうか?
いいえ、企業向けルーターであってもLAN側が同じネットワークになっている物があります。例えば、ヤマハネットワークのルーターです。
https://network.yamaha.com/products/routers
同一ネットワークになっている複数のLANポートとそれとは別のWANポートからなっています(上位機種では、ポート毎にネットワークを変更することもできますが、デフォルトの構成はLANは全て同じネットワークです)。企業向けであってもSOHO向けのものは家庭向けと同じようなポート構成になっている物が多いです。よって、各LANポートが同じネットワークになっていることは家庭向け特有の構成ではありません。
投稿2025/11/09 00:54
総合スコア21840
0
回答が出ているので、
一般的に書籍で解説されるルータとは
だけ補足すると、ネットワークの教科書的な書籍での「ルーター」は、「複数のネットワークにまたがって、IP通信を中継するモノ」です。
つまり、LANの口がN個あり、N個の別々のネットワークのハブなりスイッチなりルーターあるいはコンピューターにつなぎます。
ルーターのN個の口は、つないだ各ネットワークの中の1つのIPアドレスを持ちます。教科書だとおそらくN=2で解説している。
[ネットA: 192.168.1.0/24] =====[ルーターのLANの口a:IP=192.168.1.1][ルーター][ルーターのLANの口b:IP=192.168.2.1]=====[ネットB: 192.168.2.0/24]
ここからが本題で、
「概念としてのルーター」と、「ルーターという位置づけで販売されている物理的な製品」は、機能が同じではないです。後者は前者の機能を含んでいるはずですが。
これ以外にも、「概念とそれを含む製品は別」というのは世の中にたくさんあります。
スマホは携帯電話の一種ですが、カメラや音楽プレイヤーの機能も付いてます。しかし、「携帯電話通信の仕組み入門」的な本を読んでも、基地局の話は出てきてもカメラの話は出てこないでしょう。
(「スマホはすでに携帯電話の一種ではない」という意見の方は、他の良い例を提案ください)
投稿2025/11/17 16:09
総合スコア86489
2025/11/23 03:38
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2025/11/11 01:54