gitでのチーム開発で、リモートブランチとローカルブランチで差分が出てしまった

Question

前提

git-flowで開発しています。
メインとなるdevelopブランチからfeature/sampleブランチを切って、開発を始めました。
プッシュ前に以下のコマンドを適用しました。

・developブランチの変更を直接feature/sampleにマージ。（確か以下のコマンドだったはず。）

git checkout feature/sample
git pull origin develop

そしてリモートリポジトリにプッシュした後、以下の操作を行いました。

・コミットログを変更するコマンドを開き、vimを開き、何も保存せずq!コマンドで終了する。

git checkout feature/sample
git rebase -i コミットid

発生している問題・エラーメッセージ

現在、feature/sampleブランチでgit statusすると下記のようなメッセージが出てきます。

git status

On branch feature/sample
Your branch and 'originfeature/sample' have diverged,
and have 4 and 8 different commits each, respectively.
  (use "git pull" if you want to integrate the remote branch with yours)

実現したいこと

現状、自分が作成してプッシュしたブランチについて、リモートブランチとローカルブランチで差分が出てしまいました。原因と対処法を教えて欲しいです。

現在のリモートリポジトリのfeature/sampleブランチが正しい状態です。

・ローカルの差分４については、git rebase -i コマンドを三回ほど実行したために発生してるという理解でよろしいですか？
q!コマンドで保存せず終了したつもりが、コミット履歴は残るのですね。
このコミット履歴は全て不要なので、消したいです。

・リモートの差分8については、developブランチを直接マージしたのが原因でしょうか？
本来ならdevelopブランチの変更はローカルのdevelopブランチにpullし、現在の開発ブランチとmergeするのが正しいのでしょうか？

Comments

[ikedas]

> ・コミットログを変更するコマンドを開き、vimを開き、何も保存せずq!コマンドで終了する。
> git checkout feature/sample
> git rebase -i コミットid

特に何も保存していないのでコミット履歴が削除されたりもしないと思いますが、何も変化させない操作をあえて実施する意図は何でしょうか。

[bsdfan]

git rebase -i コミットid のコミットidはどこを指していたのでしょう？
git rebase はマージコミットから、マージしたという履歴を消してしまうので、この処理が原因であるような気がします。

[ikedas]

@bsdfanさん
Divergedなので、リモートとローカルで別々のコミットが延びていっているだけだと思います。rebaseなりno-ff mergeなりすればいいだけだと思うのですが、いまひとつ質問の意図がわからない。

[bsdfan]

git rebaseで履歴を書き換えたことでdivergedになった可能性があると思ったのでコメントしています。

[ikedas]

「何も保存せずq!コマンドで終了」ではなく、実際にはなんらかの変更をして保存したということですかね。

[bsdfan]

@ikedasさん
そうですね。どこからrebaseしたかよりも、実際はキャンセルできておらずrebaseしてしまっているのではないか、ということを先に確認した方がよかったです。

Answer 1

原因？

ローカルの差分４については、git rebase -i コマンドを三回ほど実行したために発生してるという理解でよろしいですか？
q!コマンドで保存せず終了したつもりが、コミット履歴は残るのですね。

普通は保存せずに終了したのなら何の影響もないはずですが、結果的に差分が生まれているのであれば

1. 変更破棄したつもりが操作ミス等で、古い4コミットくらいを破棄したりまとめたりするようなrebaseしていた
2. rebaseと全然関係ないところで、把握しないままreset等していてremoteとは別の分岐にいた
3. 他の人がorigin/feature/sampleにpushしており、自環境にはmergeせずfetchだけしており差分が見えていた

など可能性は色々挙げられます。確認してみないことには分かりません

ログ

リモートの差分8については、developブランチを直接マージしたのが原因でしょうか？

正確に把握したいのであれば、ちゃんとlogコマンドなどで確認すべきです。

guiコマンドが入っているなら gitk --all とか
コマンドラインで頑張るなら git log --graph --oneline -20 feature/sample origin/feature/sample などで
ログを見比べて、どう分岐しているか把握できます。(リモートはgithubで表示してローカルと見比べるとかでも良いです)

また、差分は git diff feature/sample..origin/feature/sample や
ファイル名だけなら git diff feature/sample..origin/feature/sample --stat で把握できます。

コミット間に内容の差がなければ、diff では何の出力もありません。（明確に差分のあるコミット間でやってみれば違いが分かります）

差分があるなら、だれのコミットで変更が生まれているか等さらに確認を進めれば原因が明らかになるでしょう。

差分がないにも関わらず分岐しているのであれば、rebaseでsquashとかdropとか並び替えとかして保存した可能性はあります。
各コミットのauthor dateとcommit dateを見比べていけば、原因の推測もしやすいでしょう。
ちゃんと日付とか見比べるためのログ出力例→ git log --graph --pretty=format:"%h %an (ad=%ad) (cd=%cd) %s" --date=format-local:'%m/%d %H:%M:%S' -20 feature/sample origin/feature/sample

戻し方

特にローカルの編集が不要ならば、 reset --hardしてしまえばよいです。

Answer 2

git status

On branch feature/sample
Your branch and 'originfeature/sample' have diverged,
and have 4 and 8 different commits each, respectively.
  (use "git pull" if you want to integrate the remote branch with yours)

Divergeつまりコミット履歴が分岐していると言ってますね。それぞれ4つと8つの異なるコミットがあるということです。
絵を描いてみました (4つと8つは多くてごちゃごちゃするので、2つと4つにしてます)。

コミットOまでは共通で、そこからoriginのfeature/sampleブランチではA～Bのコミットが、ローカルの同ブランチではC～Fのコミットが伸びている状態です。git log でoriginとローカルの履歴を確認してみてください (上述の通り、実際のコミットの数は4と8です)。

原因

質問者さんが実際にどんな操作をしたのか不明なので、こうなった本当の原因はわからないです。

・ローカルの差分４については、git rebase -i コマンドを三回ほど実行したために発生してるという理解でよろしいですか？
q!コマンドで保存せず終了したつもりが、コミット履歴は残るのですね。

そんなことはないです。git rebase -iコマンドを実行したが実際になにも変更しなかったのなら、コミット履歴は変更されません。というか、実行しても何も変更されないと思っているコマンドをわざわざ実行する理由がわからないです。

ともかく、考えられる原因は次のようなものです。

(ア) originからローカルへpullしたあとで、コミット履歴からA～Bを削除し、その後C～Fのコミットを実施した。

(イ) originがOまでの履歴しかもっていなかった時点でローカルへpullしたあとで、C～Fのコミットを実施した。その後originをfetchしてみたら、新たにA～Bの履歴が (おそらくほかの作業者によって) 追加されていた。

(ウ) その他。

対処

・リモートの差分8については、developブランチを直接マージしたのが原因でしょうか？
本来ならdevelopブランチの変更はローカルのdevelopブランチにpullし、現在の開発ブランチとmergeするのが正しいのでしょうか？

developブランチを直接マージしたい事情があるのならしてもいいと思います。問題はそこではなく、feature/sampleブランチがoriginとローカルとで分岐していることだと考えます。このままではローカルからoriginにpushできません。

(A) ローカルでのコミットも残す

ところで、gitはなにか問題が起きているとき、どういうコマンドを実行するべきかの選択肢を示してくれます。上のエラーメッセージを見ると、次のように書いてありますよね。

(use "git pull" if you want to integrate the remote branch with yours)

通常だったら、ローカルで追加したコミットCからFを残したいはずですから、「git pullを使ってリモートブランチとあなたのブランチを統合しなさい」と言ってくれているのですね。

このとおりにすると、マージコミットMが作成されてoriginがローカルにmergeされます。

あるいは、git pullに--rebaseオプションをつけて実行すれば、ローカルにoriginがrebaseされ、コミットC～Fは新たにC'～F'として再配置されます。

上記のいずれかの状態ならローカルからoriginへpushできますから、分岐状態は解消されます。

(B) ローカルでのコミットは捨てる

これは簡単です。分岐している点 (最初の図のO) よりあとのコミット (C～F) をresetしてしまえばいいです。

git reset --hard コミットOのハッシュ

分岐のローカル側が削除されたので分岐は解消されます。このあとgit pullを実行すれば、originとローカルの履歴が一致します。

ただ、上記のようにresetしたコミットは、当たり前ですが消えてしまいます。本当にresetしてよいのか、git logなどでよく確かめてから実施したほうがいいですね。

Comments

[ikedas]

他の回答と同じこと書いてますね。

[gomes_2222]

丁寧な回答ありがとうございました