回答編集履歴
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未定義動作に関する記述を追加
answer
CHANGED
@@ -25,4 +25,28 @@
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右辺値とは、式の評価結果の値であり、上記の場合
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y、r、*p、a[2] の右辺値はすべて 5 です。
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もちろん、定数 5 は右辺値です。
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もちろん、定数 5 は右辺値です。
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**追記**
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(y = 5) = x は文法上エラーにはなりませんが、未定義動作だと思います。
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代入演算子には、
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・評価結果の値を返す
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・左オペランドの値を変更するという副作用
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の 2つの機能があります。
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副作用の完了は、(y = 5) = x という完結式(full-expression) を
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評価し終わった後でよいことになっています。
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部分式(subexpression) である (y = 5) の評価では、
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評価結果が y であることが確定するだけで、
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y の値が 5 に変更されていることは保証されません。
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一つの完結式の中で、同じ変数 y を、5 にする副作用と、x の値にする副作用の
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2つがあって、どちらを先に行うかという規定はありません。
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i = ++i + 1; や i = i++ + 1; なども
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変数 i の変更が一つの完結式の中で 2つあるので未定義動作です。
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x = (y = 3) + (y = 5); も変数 y の変更が一つの完結式の中で
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2つあるので未定義動作です。
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記述ミスの修正
answer
CHANGED
@@ -13,7 +13,7 @@
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C++ では、(y = 5) の評価結果が左辺値 y なので、エラーになりません。
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x = (y = 5) において x = の代入演算子の右辺に (y = 5) があります。
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C では、(y = 5) の評価結果が右辺値 5 なので、エラーになりま
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C では、(y = 5) の評価結果が右辺値 5 なので、エラーになりません。
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C++ では、(y = 5) の評価結果が左辺値 y なのですが、
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代入演算子によって右辺値が要求されるので、
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この左辺値 y は右辺値 5 に変換されて、代入が実行されます。
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