C++で、構造体のコンストラクタについて

Question

#include <iostream>
#include <string>
#include <vector>
using namespace std;

struct Node
{
    /* data */
    Node* next; //次がどのノードを指すか
    string name; //ノードに付随している値

    Node(string name_ = "") :next(NULL), name(name_) { }　←
};

アルゴリズムについての書籍を読んでいたのですが、以下のような記述がありました。
C++について詳しくはないのですが、　←のついた箇所の文法について聞きたいです。
Node構造体のコンストラクタであって、引数には nameを取って、nameプロパティに引数のname_を、nextにはnullを入れる、という意味で合っていますでしょうか？
next(NULL)　という書き方の意味が分かっていません。あと、

 Node(hogehoge) :　hoge { }

みたいな書き方を初めて見たのですが、これはこういうものなのでしょうか？　
似たような記法があったサイト
→　https://www.paveway.info/entry/2019/03/03/cpp_struct

Answer 1

: の後に続くのはメンバ初期化子リストと呼ばれ、コンストラクタ定義の構文の一部です。 初期化しようとするデータメンバとそれの初期化に使う初期化子を記述します。 このリストにないデータメンバも (トリビアル型に該当する場合を除いては) デフォルトコンストラクタで初期化されます。

C++ では初期化と代入は異なる概念です。 コンストラクタが引数として受け取った値でデータメンバを初期化しようとするとき、メンバ初期化子リストとして書く他に書きようがないです。 他の書き方で同じことが出来ないのでごく普通に使われる構文です。 こういうものです。

ちなみに、データメンバはプロパティではありませんし、クラスは構造体ではありません。 基礎的な用語や概念を知らないと調べようと思っても適切に調べられないのでしんどいと思います。 今回の場合をより深く調べるなら「メンバ初期化子リスト」がキーワードになりますが、 C++ は複雑な言語ですから関連する要素が色々と絡み合って単純ではありません。 調べるためにも簡単な入門書程度は読んでおくとだいぶん楽になると思います。