pythonでwhileによる無限ループが実行されない。

Question

前提

pythonのtkinterおよびpillowを用いて、クリックにより画像を回転させるコードを作成しています。
tag_bindで無限ループを実行するイベントを呼び出そうとしていますが、無限ループが実行されません。

実現したいこと

tag_bindで「クリックにより、1秒ごとに5°ずつ画像を左回転させる」イベントを呼び出したいと考えています。
後から「再度クリックすることで無限ループから脱出するコード」を追記する予定ですが、まずは無限ループを実行することを目標としています。

エラーメッセージは無く、どのように修正すると上手く動作するのかが分からないので教えていただけないでしょうか。

該当のソースコード

#---測定コード---

import tkinter as tk
from PIL import Image, ImageTk
import time


#画面サイズの指定
WIDTH = 1300
HEIGHT = 800


#新規ウィンドウを作成
root = tk.Tk()
root.title("SVV測定")
root.attributes("-fullscreen", True)


#ウィンドウ上にフレームを作成
frame = tk.Frame(root)
frame.pack()


#フレーム上に、キャンバスを作成
canvas = tk.Canvas(frame, width = WIDTH, height = HEIGHT, bg = "black")
canvas.pack()


#画像のプリセット角を"cs"として定義
cs = 0


#キャンバスにSVV画像を貼り付け
img = Image.open("D:\EXPERIMENT\programming\Python\SVV\svv_bar.png")
img = img.rotate(cs)
tkimg = ImageTk.PhotoImage(img, width = WIDTH, height = HEIGHT)
canvas.create_image(WIDTH/2, HEIGHT/2, image=tkimg, anchor="center", tags="img")


#キャンバスに、透明な画像を貼り付け
img_snow = Image.open("D:\EXPERIMENT\programming\Python\SVV\svv_snow.png")
tkimg_snow = ImageTk.PhotoImage(img_snow, width = WIDTH, height = HEIGHT)
canvas.create_image(WIDTH/2, HEIGHT/2, image=tkimg_snow, anchor="center", tags="img_snow")


#"c"の初期値を定義
c = 0


#イベントが発生したときの処理
def press_L(event):
 #左クリックの回数によって、左回転させる
 while True:
  time.sleep(1)  
  global img
  global tkimg
  global c
  c = c + 5
  IMG = img.rotate(c)
  tkimg = ImageTk.PhotoImage(IMG)
  canvas.create_image(WIDTH/2, HEIGHT/2, image = tkimg, anchor = "center", tags = "img")
  canvas.create_image(WIDTH/2, HEIGHT/2, image=tkimg_snow, anchor = "center", tags="img_snow")


def press_R(event):
 #右クリックの回数によって、右回転させる
 global img
 global tkimg
 global c
 c = c - 5
 IMG = img.rotate(c)
 tkimg = ImageTk.PhotoImage(IMG)
 canvas.create_image(WIDTH/2, HEIGHT/2, image = tkimg, anchor = "center", tags = "img")
 canvas.create_image(WIDTH/2, HEIGHT/2, image=tkimg_snow, anchor = "center", tags="img_snow")


def finish(event):
 #Enterキーを押すことで全画面表示を終了し、回転角度を取得する
 root.destroy()
 print(c)


#左クリックで呼び出すイベント
canvas.tag_bind("img_snow", "<ButtonPress-1>", press_L)

#右クリックで呼び出すイベント
canvas.tag_bind("img_snow", "<ButtonPress-3>", press_R)


#Enterキーで呼び出すイベント
root.bind("<Return>", finish)


#メインループ
root.mainloop()

上記の処理に使用した画像を作成するコード

#---SVV測定に使用する画像の作成---

from PIL import Image, ImageDraw

#背景色が黒色のキャンパスを作成。
im = Image.new('RGB', (500, 500), (0, 0, 0))
draw = ImageDraw.Draw(im)


#中央に線を描画
draw.line((50, 250, 450, 250), fill=(255, 255, 255), width=10)


#同じサイズの画像を作成
im_clear = Image.new("RGBA", im.size, (0, 0, 0, 0))
width = im.size[0]
height = im.size[1]


#色ごとに処理
for x in range(width):
    for y in range(height):
        pixel = im.getpixel( (x, y) )
        
        # 黒なら処理しない
        if pixel[0] == 0 and pixel[1] == 0 and pixel[2] == 0:
            continue
        
        # 黒以外なら、用意した画像にピクセルを書き込み
        im_clear.putpixel( (x, y), pixel )


#SVVで表示させるバーをpng形式で保存
im_clear.save("D:\EXPERIMENT\programming\Python\SVV\svv_bar.png", quality=100)



#---透明なpng画像の作成---

#画像サイズの指定
WIDTH = 1500
HEIGHT = 1000


#新しい画像を作成
im_snow = Image.new("RGBA", (WIDTH, HEIGHT), (0, 0, 0, 0))


#新しい画像をもう一つ作成
im_snow2 = Image.new("RGBA", (WIDTH, HEIGHT), (0, 0, 0, 0))


#色ごとに処理
for x in range(width):
    for y in range(height):
        pixel = im_snow2.getpixel( (x, y) )
        
        # 黒なら処理しない
        if pixel[0] == 0 and pixel[1] == 0 and pixel[2] == 0:
            continue
        
        # 黒以外なら、用意した画像にピクセルを書き込み
        im_snow.putpixel( (x, y), pixel )


#透明な画像をpng形式で保存
im_snow.save("D:\EXPERIMENT\programming\Python\SVV\svv_snow.png", quality=100)

試したこと

以下のようなコードをコードの中に含めて、クリックで呼び出したところ問題なく実行されました。

def sample(event):
 while True:
  time.sleep(1)
  global c
  c = c + 5
  print(c)

#5
#10
#15
#20
#25
#30
#と、5ずつ増えながらカウントされます。

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

AnacondaでPythonを使用しています。

・Anacondaのバージョン：conda 4.12.0
・Pythonのバージョン：Python 3.9.12
・Windowsのバージョン：version 21H2

Answer 1

while、sleepの代わりに、root.after を使用します。

#イベントが発生したときの処理
def press_L(event):
  #左クリックの回数によって、左回転させる
  #while True:  # 削除
  # time.sleep(1)   # 削除
  global img
  global tkimg
  global c
  c = c + 5
  IMG = img.rotate(c)
  tkimg = ImageTk.PhotoImage(IMG)
  canvas.create_image(WIDTH/2, HEIGHT/2, image = tkimg, anchor = "center", tags = "img")
  canvas.create_image(WIDTH/2, HEIGHT/2, image=tkimg_snow, anchor = "center", tags="img_snow")
  root.after(1000,press_L, None)  # 追加

Comments

[ppap]

ありがとうございます。
目指していた処理を行うことができました。

[ppap]

先日は回答を頂き、ありがとうございました。
こちらは、なぜ「while、sleepの代わりに、root.after を使用する」必要があったのでしょうか？
お手数ですが、ご教授頂けますと幸いです。

[退会済みユーザー]

sleepだとメインスレッドを止めてしまいます。メインスレッドが止まると、描画自体が止まってしまいますので意図した動作になりません。
一方、root.after は 「指定した秒数後に指定した関数を実行させるよう登録する」処理ですのでメインスレッドを止めることはありません。（指定した秒数経過後に自動的に実行するようスケジューリングされ、それ以外の時間は描画や他の処理に使えるので、動作がストップしません）

Answer 2

ありがとうございます。
目指していた処理を行うことができました。