c socketの"実体"の在り処とは

Question

普段何気なく、socket()としてソケットを作成していますが、
このときに作成されたソケットの実体はどこに作られているのでしょうか?

・プロセスごとの仮想アドレス空間を通した実メモリなのか、
・それとも、どのプロセスからもアクセス可能な共有メモリなのか、

もし前者だとしますと、ソケットを作成してやりとりした後にプログラムが終了したのにも
関わらず、

sudo netstat -antp | grep -e 5912 -e 8955

tcp     0     0  127.0.0.1:8955    127.0.0.1:5912    TIME_WAIT   - 

のように生きている(wait終了まで)のはおかしいように思います。
最後の紐づくプロセスのステータスが 「-」になっているということはディスクリプタの割当が解除されているが、どこかでまだ該当ソケットは削除されずに生きている証拠だと思います。

Answer 1

このときに作成されたソケットの実体はどこに作られているのでしょうか?

カーネルリソース
struct socket のことを訊いているのだと思う
https://github.com/torvalds/linux/blob/master/include/linux/net.h#L104

Comments

[akiyama_pga]

ご回答ありがとうございます。
まさにそのことについてお聞きしてく、質問いたしました。

プロトコルスイートの実装に全く詳しくはないのですが、
一般的にカーネル側に実装されていると思います。
なので、ソケット構造体もカーネル空間のメモリ領域に確保されるというような認識で大丈夫でしょうか?

[sigsegv]

カーネル空間のメモリに置かれるという認識でよいです。
ユーザプログラムがソケットを使うとき、ファイルディスクリプタ(0から始まる整数）でアクセスします。
カーネルはこの番号から、対応するカーネル空間にあるソケット情報を参照して、処理を実行します。

なお Linux の場合ですが、詳しい情報がありましたのでご参考に。
https://sugawarayusuke.hatenablog.com/entry/2017/11/12/153817

[akiyama_pga]

ありがとうございます。
資料のご提示も感謝いたします。より深堀する際に活用させて頂きます。
今回の疑問でありました、なぜプロセス終了後も生きているのかという点について理解できました。