質問をすることでしか得られない、回答やアドバイスがある。

15分調べてもわからないことは、質問しよう!

新規登録して質問してみよう
ただいま回答率
85.48%
SSL

SSL(Secure Sockets Layer)とは、暗号化されたプロトコルで、インターネット上での通信セキュリティを提供しています。

Q&A

解決済

2回答

16577閲覧

【SSL】業務システムには、CA署名型or自己証明型 どちらが適していますか?

pecchan

総合スコア555

SSL

SSL(Secure Sockets Layer)とは、暗号化されたプロトコルで、インターネット上での通信セキュリティを提供しています。

0グッド

0クリップ

投稿2017/06/03 23:19

社内業務システムをWebに移行中です。
それに伴いSSL暗号化を考慮しています。

社内システムの場合、
第三者が発行するCA署名型と、
自分で発行する自己証明型の
どちらが一般的でしょうか?

金銭的なメリット以外に、自演できる自己証明型のメリットが今一つ分かりません。

社内業務システムでは、利用者が社内の従業員に限定されるので
自己証明型でも良い、という考え方もあるでしょうか?

なにぶん初めてなもので、この辺りのご意見いただければ幸いです。

どうぞ宜しくお願い致します。

気になる質問をクリップする

クリップした質問は、後からいつでもMYページで確認できます。

またクリップした質問に回答があった際、通知やメールを受け取ることができます。

バッドをするには、ログインかつ

こちらの条件を満たす必要があります。

guest

回答2

0

ベストアンサー

理想的なのは、社内専用のルートCA(認証局)を作成し、社内の端末セットアップ時に予め信頼できるCAであるとしてCA証明書を信頼済みに登録しておくことです。社内専用ルートCA自体に高度な知識と厳密な運用が求めら、また、システム構築等の費用もかかりますが、大企業であれば、一つ一つ証明書を発行するよりも安あがりになる場合があります。社内専用ルートCAは、サーバー証明書の発行だけではなく、

  • 個人証明書も発行できるようになるため、個人認証が必要になるシステムをユーザー・パスワードから個人証明書を使った認証に切り替える。
  • HTTPSプロキシに組み込むことで、HTTPS接続でもコンテンツ内容をウィルスチェックなどを行う。

と言ったことが可能になり、社内全体のセキュリティ向上も望めます。

実際に、大企業では上のような運用をしているところはあります。しかし、サーバー証明書を二つ三つ買う費用以上に社内専用ルートCAには経費がかかりますので、数十台、数百台と必要になるとか、数千人、数万人規模の個人証明書が必要になるとか、そういったレベルでないと費用対効果は薄いでしょう。数台だけなら、まだ、サーバー証明書を買った方がマシです。


さて、自己署名証明書の問題は、その信頼性です。せっかく暗号化しても接続先のサーバーが偽者であったら意味がありません。会社の中に侵入し、LANケーブルの端に何か一つ噛ませるだけで、情報を抜き出すことが可能になってしまいます。

これを防ぐには自己署名証明書であっても、信頼済みとして登録しておくことです。全ての端末に自己署名証明書を登録しておけば、偽者が噛まされていてもエラーが出るのですぐに分かります。使う端末が数台程度であれば、これで十分です。証明書を更新する場合も、同じように登録し直しが必要ですが、そこは必要経費と思ってください。つまり、信頼性を得るには結局費用がかかります。それが証明書の費用なのか、登録にまわっていく人件費なのかの違いです。

また、この登録は証明書毎に必要です。新しいサーバーを作って違う名前になるのであれば、また、一つ一つ端末を回って登録していく必要があります。これが嫌ならちゃんと買うしか有りません。

最初に述べた社内専用ルートCAの利点は、ルートCAのみを登録すればいいと言うことです。他にもルートCAの切り替えとかの注意点があるのですが、基本的には最初のセットアップ以外はほぼ手間が不要になります。いくつのサーバーを立てようとも、その証明書を登録するために端末を回る必要はありません。

ということで、規模によって切り替えていくのがいいと思います。

  • サーバーは少なく、端末も少ない⇒自己署名証明書を使用し、一つ一つの端末に登録していく。
  • サーバーは少ないが、端末は多い⇒正式証明書を購入
  • サーバーは多く、端末も多い⇒社内専用ルートCA証明書
  • サーバーは多いが、端末は少ない⇒上三つで費用面を比較

もう一つの選択として、数量無制限(サーバー数ではなく発行数が無制限)で証明書を発行できるサービスを使うという手があります。そもそも外部公開のサーバーがたくさんあるのであれば、その方が安上がりになる可能性はあります。ただ、サービスを提供していたトレンドマイクロはSSL証明書事業そのものを譲渡してしまったようで、学術機関のみが使えるUPKI以外にそのようなサービスをしているところは見当たりませんでした。

その他、ブラウザからのアクセスのみなら、ワイルドカード証明書を使い回すという方法も一応はありますが、ワイルドカード証明書自体が推奨されていないようですので、あまりお勧めはできません。

なお、無償で使えるLet's Encryptは公開されているサーバー(主にWebサービス)での取得を前提にしているため、発行時のドメイン確認にそのドメインへWebアクセスが必須になっています。そのため、一時的にも社内専用のサーバーが外部に公開されることになりますので、ご注意ください。

投稿2017/06/04 03:48

raccy

総合スコア21735

バッドをするには、ログインかつ

こちらの条件を満たす必要があります。

pecchan

2017/06/04 05:37 編集

大変参考になりました。 物凄く奥が深いですね・・・。 ご説明いただいた内容をまだ全ては理解できません。 1つずつ調べていました。 規模による指南も有難う御座います。 方向性が見えました。 有難う御座いました。
guest

0

そもそもイントラだとCA署名が取れない(ドメインがない)こともありますね。

最近はブラウザのセキュリティ設定が向上して、オレオレ証明書だとアクセスに一段手間がかかるとか、そもそもアクセスを許してくれないとかあるので、使用する人たちのITスキルによっては、面倒になることもあり得ます(サポート地獄)。

それらを総合的に判断した上であれば、オレオレ証明書でもありでしょう。

※ドメインがあるならとりあえず Let's Encrypt で証明書取ってしまう手もあるので

投稿2017/06/04 02:28

tacsheaven

総合スコア13703

バッドをするには、ログインかつ

こちらの条件を満たす必要があります。

pecchan

2017/06/04 05:39

参考になりました。 有難う御座います!
guest

あなたの回答

tips

太字

斜体

打ち消し線

見出し

引用テキストの挿入

コードの挿入

リンクの挿入

リストの挿入

番号リストの挿入

表の挿入

水平線の挿入

プレビュー

15分調べてもわからないことは
teratailで質問しよう!

ただいまの回答率
85.48%

質問をまとめることで
思考を整理して素早く解決

テンプレート機能で
簡単に質問をまとめる

質問する

関連した質問