Laravelのテスト時のキャッシュ問題について

Question

業務1年目のものです。
現在、仕事でプロジェクトにテストを導入することを任されています。

環境
php7.3
Laravel5.8
phpunit8.5

質問内容（一言で）

ヘルパー関数config()を使って前の.envファイルのキャッシュをテスト時に参照させないようにするためには、どこに変更を加えれば良いでしょうか？

質問内容（具体的に）

Laravelではテスト前にphp artisan config:clearを叩かないと、前の.envファイルのキャッシュが残ってしまい、その接続情報のままテストが実行されてしまうと認識しています。
ドキュメントにも、テスト実行前には、config:clear Artisanコマンドを実行し、設定キャッシュをクリアするのを忘れないでください。 と記されています。

打ち忘れてもデータが飛ばないように、「ヘルパーのconfig関数を使ってキャッシュを参照させなければいい」というのを先輩エンジニアに教えてもらいましたが、具体的にどこどうを変更するのか調査してみましたが未だ掴めていません。
キャッシュファイルはphpunit.xml の設定よりも優先度が高くなってしまうらしく、解決に時間を要しています。

もしアドバイスいただける方いましたらよろしくお願い致します。
また、もしこのテスト時のキャッシュ問題について、別の解決案などお持ちの方いましたら、それも聞いてみたいです。

Answer 1

configヘルパー関数は値の設定もできるので、必要な設定全てについてテスト内でその都度値を上書きで設定してやれば環境変数にもconfigにも設定キャッシュにも左右されずに必ず自分が書いたとおりの値が設定されている状態でのテストができる、ということではないかと思います。特に自分が定義した設定についてちゃんとそれを使った機能がいろいろな設定で正しく動くか、みたいなテストをやろうとするとこの方法になるでしょう。

別の方法としては、そもそもマニュアルにもあるようにconfig:cacheは開発環境では使わない方がいいので、使わないと決めてしまえば特にキャッシュを気にすることもないです。自分はこれで済ましています。たとえばDBに接続するテストをするときに接続情報はいちいち個別のテストで設定したくないというときには適していると思います。

どうしても不安ならphpunit開始時に必ずphp artisan config:clearを実行するようにしてしまう手もあります。
phpunit.xmlの冒頭でbootstrap属性に指定したphpが読み込んで実行されるので、普段はcomposerが作成したオートローダが指定されていると思いますが、ここで自分で作ったファイルを指定して中でconfig:clearを実行すれば必ず全てのテストに先立って実行されます。たとえばbootstrap.phpという名前で作るとすると以下のような感じです。

<phpunit xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
         xsi:noNamespaceSchemaLocation="./vendor/phpunit/phpunit/phpunit.xsd"
         bootstrap="bootstrap.php"
         colors="true"
>

bootstrap.php:

<?php

system("php artisan config:clear");

require_once __DIR__.'/vendor/autoload.php';

Comments

[kodokuna_dancer]

丁寧なご回答ありがとうございます！
crhgさんの方法をさっそく検討してみたいと思います。
また結果が出ればご報告できればと思っています。

[kodokuna_dancer]

報告遅くなり申し訳ありません。
crhgさんのおかげで問題が解決致しました！
ベストアンサーにさせていただきます！