どこを目指しているかによります。
MS-Access使いもできるPostgreSQL使いの意見としてFileMaker Proを正しく捉えきれているか
不適切な所があればご指摘ください。
FileMaker Pro(やAccess)でデータベースの基本的なところは理解できるようになるはずです。
データの蓄積方法、集計方法、画面入力、帳票出力などなど。
実際何かしらのアプリケーションを組み上げていくことも出来るようになります。
自分一人で使うものではなく複数の人が利用するアプリケーションに育てていく中で、
FileMaker Proの中で完結するシステムであれば良いのですが、
外部のシステムとのデータの行き来が生じるだとかで
内部で完結しないシステムを組もうと思ったときに壁が立ちはだかるように思います。
FileMaker Proで作ったデータベースを
サーバーソフト(を組み込んだサーバー)を使って共有することもできますが、
出来ることが限定的で使い勝手を改善しようにも限界を感じる場面が出てきたりもします。
パフォーマンスを改善したり、より大人数が利用できるように改善したりとか、
規模が大きくなって処理能力も求められるようになると、
MySQLに限らずRDBMSの出番になります。
RDBMSでのシステム設計はFileMaker ProやAccessとはまた違うノウハウが必要になるため、
FileMaker ProやAccessでしかアプリを組めないほどのめり込んでしまうと
概念の違い、機能の違い、その他目指すところのズレのために
RDBMSに発展しづらくなると思うので、
RDBMSのどれか(MySQL/MariaDB、PostgreSQL、Oracle、MS-SQLなどなど)を一つ学んでおくと、
のめり込み過ぎにブレーキがかかってどちらのプラットフォームでも適応できる人材になるんじゃないかと思います。
RDBMSは大量のデータをシンプルに処理するのに特化していて、
画面を作ったり帳票を作ったりするのはまた別の仕組みの助けが必要です。
何百万件何千万件も溜め込んでもさくっと集計できる能力があります。
画面や帳票をサクッと作れてしまうFileMaker ProやAccessは、
アプリケーションを素早く組み立てられて重宝するのですが、
数人~数十人規模、データの蓄積も工夫しないとパフォーマンスが伸びず
数百万件で極端にパフォーマンスが落ちたりして
作り直しやデータの消込が必要になったりします。
適切な道具の使い分けを心がけたいものです。