PILとOpenCVの使い分け

Question

Pythonの画像処理ライブラリには、PILとOpenCVがあり、一部どちらにも共通の機能がありますが
どのように使い分けたらいいのでしょうか？

具体的には、例えば以下の使い分けがよくわかりません。
・ファイルからの画像読み込み
・ファイルへの画像書き込み
・色空間の変換
・画像表示

また、numpy,pandas,matplotlibと連携しやすいのはどちらでしょうか？

Answer 1

Redditに同じ様な質問/回答があったので、そこから一部引用&意訳します。

Pillowは単なる画像処理ライブラリであり、OpenCVは「コンピュータビジョン」用のライブラリです。

確かに機能が重複する部分は多い（つまりOpenCVにはかなりの画像処理機能が含まれている）が、 その扱う内容は大きく異なります。

極端な話、画像をカットやリサイズしたい時や、少しフィルタリングしたい場合は Pillow を使い、物事を「見よう」と思っているロボットを組みたい時には OpenCV を使用します。

https://www.reddit.com/r/Python/comments/4u7qlu/pillow_vs_opencv/d5ni9ro/

Redditの他の回答にもある通り、Pillow は Python標準のパッケージマネージャーである pip で手軽にインストールできるでの、簡単な画像処理だけが必要なのであればほとんどのケースはPillowだけで十分だと思います。

逆に、最初から 「コンピュータビジョン」 を扱いたくて、OpenCVを必要としているなら、Pillowは使わずにOpenCVのみを利用するというのもありだと思います。

参考

• https://ja.wikipedia.org/wiki/コンピュータビジョン

Comments

[Obayashi]

詳しい解説ありがとうございました。
簡単な画像処理なのか、コンピュータビジョンなのかで使い分けるようにします。