記事をみれば「多くの人がそういう条件で測定しているから」ってことになっている気がしますが、それはそれとして素人なりに考えると
キューはDISKへのI/O多重度でしょうね。一般の個人用PCならいざしらずサーバーなどは非常に多数のスレッドが並行してI/Oを行うでしょうから、そうした実用上の性能を見るために多重度をある程度上げた状態の性能を見たいのだと思います。ちなみにDISKの性能記事をみるとI/O当たりの応答速度は数msecオーダーとのことです。32だと限界性能よりはかなり余裕があるはずの状態だけど暇すぎるほどの低負荷でないというふうに思えました。
スレッドについては性能測定しかしないツールの場合、I/Oしかしないわけでスレッド数を無暗に増やしてもキュー数が32程度ならスレッド数はDISKそのものの測定にあまり関与しないのではないかと思います。ただし非常に高負荷にしたい場合にはスレッド数も上げてDISKをよりいじめる条件で測定するのかも知れませんね。
ランダムI/Oのブロックサイズが4KBという点ですが、おそらくDISKの物理的な最小のブロックサイズが512だったり1024だったり(?)と若干振れるのではないでしょうか(昔みたスペックのSATAディスクのブロックサイズは512だったような記憶があります。DISKによってブロックサイズがまちまちかどうかは本当のところはよく分かりません。これまた昔の話ですがDISKコントローラー自体はブロックサイズ固定ではなくいくつかのバリエーションをサポートしていたような話を聞いたことがあります)
もしブロックサイズがDISKの種類によって若干幅があるなら「これ以上大きなブロックサイズのDISKは普通ないでしょう」という値、かつどのようなディスクのブロックサイズであってもその公倍数となるようなサイズ、かつ典型的なOSのページサイズ(つまりswap-in/outの最小単位)といったあたりの理由ではないでしょうか?
以上、単なる推測です。間違いなどあったらご容赦を。
バッドをするには、ログインかつ
こちらの条件を満たす必要があります。