ExcelVBA折れ線グラフの個別のマーカーの色を変えると線の色もかわってしまう

Question

Excel2010のVBAで

折れ線グラフのマーカーの色やスタイルを、個別に変更したいのですが、
マーカーの色を変更すると、線の色まで変わってしまいます。

「マクロの記録」の機能を使うと以下のコードになります。
(記録でやったので、無駄なコードがありますが、そのままのせてます）

  ActiveSheet.ChartObjects("グラフ 1").Activate
    ActiveChart.SeriesCollection(1).Select
    ActiveChart.SeriesCollection(1).Points(2).Select
    With Selection
        .MarkerStyle = -4142
        .MarkerSize = 5
    End With
    Selection.MarkerStyle = -4168
    Selection.MarkerSize = 15
    With Selection.Format.Line
      .Visible = msoTrue
      .Weight = 5
    End With
    With Selection.Format.Line
      .Visible = msoTrue
      .ForeColor.ObjectThemeColor = msoThemeColorAccent1
      .ForeColor.TintAndShade = 0
      .ForeColor.Brightness = -0.25
      .Transparency = 0
    End With

ForeColor.ObjectThemeColor = msoThemeColorAccent1
の部分で、色を変更していると思うのですが、
「マクロの記録」で操作しているときは、
「データ要素の書式設定」で「マーカーの色」を選択して、
マーカーの色だけを変更しています。

しかし記録されたマクロを実行すると、
グラフの「線の色」も同時にマーカーの色と同じ色になってしまいます。

「線の色」と「マーカーの色」を別々にするにはどうすればいいのでしょうか？

Answer 1

マクロの記録は、操作するオブジェクトがどのようなものであるか知ったりするのに便利ですが、余計なコードも多く生成されるので、見極めが大変ですよね。
操作したいオブジェクトのクラス名を知るのに便利な方法として、TypeNameがあります。
任意のオブジェクトを選択してイミディエイトウィンドウで次のようにします。

?TypeNmae(Selection)

マーカーを選択している場合(投稿された際のコードだとActiveChart.SeriesCollection(1).Points(2).Selectの部分)で実施すれば、Pointが次の行に表示されます。
これで、個別のマーカーはPointクラスだとわかりますので、後はネットで検索するか、F2を押してオブジェクトブラウザを表示しPointクラスを選択すれば、Pointクラスのプロパティやメソッドがわかりますので、そこから関係がありそうなプロパティを探してみます。

マーカーの色を変えるのは次のプロパティになりそうです。
MarkerBackgroundColor、MarkerForegroundColor（最後にIndexが付く方は、ColorIndexで指定する方式なので、普通のColorの方が使いやすいと思います）
スタイルはMarkerStyleになります。

【例】

Sub Test()
Dim myPoint As Point
    Set myPoint = Selection
    myPoint.MarkerBackgroundColor = ColorConstants.vbRed
    myPoint.MarkerForegroundColor = ColorConstants.vbBlue
    myPoint.MarkerStyle = xlMarkerStyleCircle
End Sub

Comments

[jm1156]

ありがとうございます。
無事にマーカーの色だけを変更できました。