デュラルコアのCPUでマルチスレッド処理をする場合、一般的に最適(処理が高速)となるスレッド数はいくつでしょうか。それはCPUの種類や処理内容によっても変わってくるものなのでしょうか。ご教授お願い致します。
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回答2件
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処理内容によっても変わってくるものなのでしょうか
そう思います。
互いに同期を必要としない純粋な計算処理(CPUをぶん回す処理)ならデュアルコアのプロセッサの数が4つだとすれば4以上の多重度にしても速度があがるとは期待できないと思います。むしろコンテキストスイッチが多発するためかえって遅くなるということもあるでしょう。しかしある単位の計算毎に他の処理と同期を取らねばならない類のものだとプロセッサ数とは違った観点(並列アルゴリズムの性質)で最適多重度は変動すると思います。
またCPUをほとんど使わないI/Oなどであればもっと多重度を上げてI/Oを間断なく動かした方がスループットが上がるでしょうからこれもまたCPUのプロセッサ数とは違う観点と言えると思います。
要はCPUやI/Oなどの計算機リソースの「遊んでいる時間」を最小限にすることが最適な多重度の条件であり、それはコア数以外にも変動要因があるといえるでしょう。
CPUの種類
一般のPCで使われるプロセッサなら基本的な考え方は似たようなものじゃないかと思います。冷却能力が低いノートを使っているとき、あまり多重度を上げて温度が上がりすぎる使い方は控えた方がいいかもと考えたことはあります。単に掃除しろという話かも知れませんが。
閑話休題
自分はもっぱらスタンドアロンばかり作る関係でたまにしか多重度の高い処理を作りません。そういうときはスレッド数を実際に変えてみて決めます。多重度の変更は簡単に書けますが最適な多重度を予測・計算するのは難しく感じるからです。
投稿2017/02/10 07:44
編集2017/02/10 08:04総合スコア18392
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ベストアンサー
ほぼKSwordOfHasteさんの回答の通りですが、もう一つ重要な点があります。
それはCPUの種類にも関わってきますが、インテルのCore iシリーズにある「ハイパー・スレッディング(HT)」というものです。これは、一つのコアを擬似的に二つのコアに見せかけるというもので、例えば、コア数4でHTが有効になっていると、ソフト的には(OSからは)コア数が8個と認識されます。誤解している方も多いのですが、HT技術は高速化が目的ではなく、CPUの効率利用が目的です。そのため、うまく使えば結果的に高速化できますが、使い方を誤ると思ったほどのパフォーマンスが出ないばかりか、逆にパフォーマンスが低下する事態も起こり得ます。
最新のOSではHTかどうかを判別するためのAPIが用意されているので、がちがちにチューニングしてパフォーマンスを引き出すことも可能ですが、結構難しいです。
投稿2017/02/10 08:14
総合スコア5938
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