MRTGのグラフは至って単純で、横軸に時間、縦軸に値となります。
また、一つのグラフに表示できる値は2つまでです。
で、その「値」は何かと言うと大体の場合以下のものを表示します。
・CPU使用率、ないしはロードアベレージ(後述)の最大値と平均値
・メモリの使用量 and/or 使用率の最大値と平均値
・ディスク(ドライブやパーティション単位)の使用量 and/or 使用率の最大値と平均値
・NWインターフェイスごとの転送量(inとout)
※それ以外にも設定次第で数値で値を返すものであればグラフ化はできます。
さて、「縦軸の見方」ですがロードアベレージは別として何か難しいものはありますか?
MRTGはあくまでグラフに表示するだけです。
使用率/量が増えた、減ったで警告を出してくれる訳ではありません。(そうしたことがしたければNagiosなど、別の仕掛けが必要です)
値をみてどうするかを判断するのは管理者の仕事です。
「ちゃんと書籍等を漁って勉強した上での方がいい」のはMRTGの構築や設定方法だと思います。
インストールはyumでよろしくやってくれるのかもしれませんが、設定ファイルの記述や測定対象とのsnmp疎通などはそれなりに知識が必要です。
その辺は是非本でもWebでも、きちんと調べることをお勧めします。
さて、rr4eさんは「縦軸の見方」が分からないのではなくロードアベレージが何だか分からない、という話ではないですか?
これもきちんと文献等をあたることをお勧めしますが、以下簡単に説明します。
ロードアベレージとは簡単に言うと、「実行中のプロセスの数と実行待ちのプロセスの数の合計」となります。
CPUはコアごとに各々プロセスの処理を受け持ちますが、「ロードアベレージの値=サーバに搭載されているコア数の合計」であれば、常にCPU使用率100%でCPUリソースの無駄もなく、処理待ちのプロセスもない理想的な状態です。
「ロードアベレージ値>コア数の合計」の場合、処理待ちのプロセスがあるということになり、CPUリソースが不足しているということになります。
CPU使用率の監視をするにあたり、なぜ(普通の?)上限100%の「CPU使用率」ではなく「ロードアベレージ」が採用されることが多いのかは、この点と関係しています。
コア数4、ロードアベレージ4の場合CPU使用率は100%ですが、この状態が継続している限りリソースに過不足はない状態です。
しかしコア数が4でロードアベレージが8、ないし16となっても、一般的な「CPU使用率」はいずれも100%です。(100%以上の値がないので)
しかし処理待ちプロセスが多ければ多いほどCPUリソースの不足は深刻ということになります。
その「深刻さ」を把握するためにロードアベレージを監視しています。
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