OpenCV,IPPライブラリを用いた画像処理（回転）について

Question

###前提・実現したいこと
初めてこのサイトを利用させていただきます。

現在、C++ソースコード上にて、下記関数を実装しています。
cv::Mat*型の引数「dstM」を、この関数内でIPPライブラリで使用できる型にキャストして使用しています。
「dstM」にロードされている画像データを、画像中心周りに「argdRot」回転させ、
「dstM」自身に再格納しようと考えています。
何かしらの変換処理は掛かっているのですが、期待したものとは大きく異なっております。
（※元画像、処理画像ともに公開が難しいため、添付することができません。）

OpenCVのリファレンスやサンプルコードは多く存在しているのですが、IPPに関しては、
下記リンクくらいしか有用そうなものを見つけることができず、事故解決が困難なために投稿しました。

※提示した情報に不足があれば、ご指摘お願い致します。

###該当のソースコード

void mf_rotation(const double argdRot, cv::Mat* dstM)
{
	Ipp32f *ipp_dstM = (Ipp32f*)dstM->data;
	IppiRect dstROI = {0, 0, dstM->cols, dstM->rows};
	IppiSize dstROISize = {dstM->cols, dstM->rows};
	double xShift = 0;
	double yShift = 0;
	
	ippiGetRotateShift((double(dstM->cols) / 2.0), (double(dstM->rows) / 2.0), argdRot, &xShift, &yShift);

	ippiRotate_32f_C1R(ipp_dstM, dstROISize, (int)dstM->step, dstROI,
					   ipp_dstM, (int)dstM->step, dstROI, argdRot, xShift, yShift, IPPI_INTER_CUBIC);
}

###関連リンク
■ IPPリファレンスマニュアル
http://www.intel.co.jp/content/dam/www/public/ijkk/jp/ja/documents/developer/IPP_2_Final_i.pdf

Comments

[episteme]

なにが/どのように期待したものとは大きく異なってるか示してくれんと解決が遠のくだけだから、レナさんみたいなフリー素材で試せばいいじゃん。

Answer 1

こんにちは。

argdRotの単位はdegree(度)を指定することになってますが、ラジアンで与えているということはないですよね？
dstMは１チャンネルのfloat画像ですね？ 画素の並び型等の指定を間違うと画像がぐちゃぐちゃになります。

argdRot, xShift, yShiftを全部0にしてippiRotate_32f_C1Rを呼び出してみるのも1つと思います。
全く画像は変化しないはずです。
もし変化しているようでしたら、表示して確認する際の画像フォーマット変換にミスしていない等も疑った方がよいと思います。
変化していないなら、xShiftだけ非0値を入れてどうなるかみるなど、１つずつ進めると問題が見つかることが多いです。

（※元画像、処理画像ともに公開が難しいため、添付することができません。）

公開が難しい元画像ではなくて、例えばこの画面のキャプチャ画像等で公開されてはどうでしょうか？
プログラムのソースを出してますから公開可能な元画像を使う分には問題ないように感じます。

Answer 2

確認ですけど、ピクセルは32bit-floatひとつで構成されてるんですね?
8bit-char×3channel(or 4channel)じゃないんですね?

それと dstM->step は妥当な値(幅x4)になってますね?

Answer 3

画像の中心を中心にして回転ならば素直にアフィン変換で回転で良いのでは？
Rotating an Image Using Intel IPP Warp Functions
IPPでもアフィンのサンプル公開しているし

Answer 4

epistemeさん、MasahikoHirataさん、Chironianさん、ありがとうございます。

下記コードにて自己解決しましたが、
致命的な二点、
・ピクセルを再確認したところ、1channel,16bit-unsigndshortだったこと
・「argdRot」の単位がradだったこと
その他一点、
・拡張性も考慮して、アフィン変換を用いたコードに書き換えたこと
の修正は、皆様のアドバイスがあってのものでした。

※アフィン行列を一行で求めることができる関数を見つけられなかったため、自力で求めています……。
（多分より最適化できるでしょうが、とりあえず動いたのでご報告に上がりました。）

今回は、質問の仕方も悪かったと反省しております。
初投稿でしたので、次回から生かしたいと思います。

また、皆様のアドバイスはいずれも参考にさせていただいたので、
早さ順でepistemeさんをベストアンサーとさせていただきました。
ご了承ください。

それでは、ありがとうございました。

void rotation(const double argdRot, cv::Mat* dstM)
{
	cv::Mat tmpM = cv::Mat::zeros(dstM->rows, dstM->cols, CV_16U);
	Ipp16u *ipp_tmpM = (Ipp16u*)tmpM.data;
	Ipp16u *ipp_dstM = (Ipp16u*)dstM->data;
	IppiRect dstROI = {0, 0, dstM->cols, dstM->rows};
	IppiSize dstROISize = {dstM->cols, dstM->rows};

	double rad = argdRot * IPP_PI / 180.0;
	double alpha = qCos(rad);
	double beta = qSin(rad);
	double centerX = double(dstM->cols) / 2.0;
	double centerY = double(dstM->rows) / 2.0;
	double affineMat[2][3] = {{alpha, beta, 0},
							  {-beta, alpha, 0}};
	double bound[2][2];
	ippiGetAffineBound(dstROI, bound, affineMat);
	double centerx = (bound[0][0] + bound[1][0]) / 2.0;
	double centery = (bound[0][1] + bound[1][1]) / 2.0;
	affineMat[0][2] += centerX - centerx;
	affineMat[1][2] += centerY - centery;

	ippiWarpAffine_16u_C1R(ipp_dstM, dstROISize, (int)dstM->step, dstROI,
						   ipp_tmpM, (int)dstM->step, dstROI, affineMat, IPPI_INTER_CUBIC);

	tmpM.copyTo(*dstM);
}

Comments

[episteme]

16bitモノクロつーと医療X線画像の類かしらね。