v3〜v4.2時代のPHP屋です。
時代錯誤があるかも知れませんが、当時、ほぼ入門書も無く、英語版公式マニュアルのサンプルコードだけを頼りに、Perlで書かれていたCGIの掲示板スクリプトと似たものを1か月で作成して、5万View/日(当時はすごかった)の某ラジオ局から引き継いだサイトをやってました。
(ただ、2000年代には人文研究業に移り最近を知らないのと、オブジェクト志向が得意ではない致命傷などからチーム開発が苦手です。完全独学の弊害ですね...)
まず、PHPは非常に広範囲な言語なので、目的を設定した方がやりやすいと思います。
簡単に言えば、Webアプリと言われるCGIを実現する手段として使われるのが昔も今も多いとは思いますが、インストールすれば、Linux向けでもOS X向けでも(GUIを用意するかは別にして)普通にお使いのOS向けのアプリの作成手段になりますし、もちろん、GUIを用意しなければ、Terminalで動かす「何か」も作れます。.BATやAppleScriptみたいな簡単な作業をさせることもできますし、linuxでデーモンとして動作するようなmailer関係として動作させることも可能です。C関係との互換性も高く、関数や変数の扱いが、そこまで厳密ではなかったりして書きやすく、この辺で一時期は人気でした。
個人的に最大の魅力はコンパイルしなくても良いことで、そのためバグフィックスしやすいです。また、オブジェクトで書くことが推奨されていますが(昔はそうでもなかった)、そうでない書き方でも速度的な遜色が少なく、私のようなN88 BASICからはじめたような人間には、とっつき易かったです。
手っ取り早くローカルで実行環境を整えたいなら、xamppあたりを使うのがいいと思います。
PHPの大きな特徴として、実行階層に関わらず互換性高く実行できて、確かにローカルで実行されているOSにネイティブな環境でインストールして使用もできるのですが、その分、結構、なんでもできてしまうので、わからないままテンプレートのサンプルを動かしてみて、間違えたり、予期しないときに、ローカル環境をいじってしまって取り返しが付かないようなことが起こりえます。
まぁ、wwwのモジュールとして実装していても、そのままインタプリンタに入れるというのは自由さであり、魅力のひとつで、PHPがどっからでもなんでもやれる手段として使いやすい魅力なんですが、初心者向きに練習場としては、ちょいリスクがあります。
どうしても、インタプリンタでコマンドラインから実行したいなら、Virtual PC上の環境にすべきでしょう。
xamppを介せば、ブラウザ経由でCGI実行環境として、限られた範囲で(かなり色々やれますが、要はそれをやれるようになる技術がいる)PHP実装環境が得られます。
落とすような無茶な使い方をしないのであれば、PHPに対応したレンタルサーバを使うんでも良いんじゃないでしょうか。
これは見解が分かれるとは思いますが、サーバ管理もしていましたが、ユーザに公開でwwwにPHPモジュールを実装している環境を提供しているなら、普通はタイムアウトさせたりバッファフローしたときに強制終了するように設定してありますので、そこまで負担をかけることにはならないと思います。
もちろん、膨大な外部ファイルを読みだしては処理する...を無限ループさせるようなものは論外ですが、おそらくタイムアウトするはずです。(むしろ、そのあたりのセキュア設定をしてないサーバ担当者はちょっと...。もちろん、自由度は環境にもよりますので、クラウドでwwwサーバごと立ち上げた場合には、自己設定ですし、結構、自由なので、昔なら落としかねないですが、今の処理速度で、文字列ファイルだけなら、それでも...)
VPSやレンタルサーバ(PHP実装)で有料のところを借りて、ブラウザ経由でやってみるのが、経験上、掴みやすいのではないかと思います。
.htaccessで実行可能にする必要がある場合もあるのと、CGIモジュール実装だと、.cgiになり、多少、挙動が異なる場合もありますが、モジュール実装版なんかは、かえって、わかりやすいんじゃないでしょうか。
それに、インタプリンタとかバイナリに近いところで動作させる言語として、PHPを使うっていうこと自体が減ってると思います。awsなんかも、PHPでのサンプルコードが無いとか、すぐに出ないとか、結局、wwwまわりで使う方が、再び多くなっていると思いますので。
海外のプロジェクトだと、まだPHPの有用性が勝ると考えて、PHPによる開発も見かけますが、下火になってて、PHP大好きっ子としては、残念ではありますね。
phytonとか、むしろ、PHP全盛当時は避けられてたJavaの方がまだ多いかもな、と。
ただPHP自体は、自由度が高く、特にwebまわりの開発で、階層やプロトコルに関わらず出入りして操作するのが非常に楽(だと思ってます。少なくとも、Perlよりは)なので、web開発系言語としては、HTML内に直書きできる気楽さや、JavaScriptより煩雑ではないこと(ただし、一部のダイナミック表示はJavaScriptが必要ですが、PHP側でできる処理はPHPで書いた方が、速いですし、個人的にはスクリプトがすっきりすると思うのと、どういう処理かは、お客さんには見せたくない。セキュリティ的にも、コードの見てくれでも。っていうところで、サーバ側での処理が良いと思うです)で、まだまだ需要はあると思いますし、C言語との互換性や関数や変数について宣言しなくても適当に処理できて楽ですし(ここが逆に苦手な人もいるみたいですね)オブジェクトにしても、非オブジェクト処理でも良いので(webまわりは、必要なapi処理を組み込めば、実は後者で良いと思ってます。HTMLいじる人が、少しPHPを読めるなら、わかりやすかったりします)融通が効いて、プログラム学習の学びはじめには適しているし、Cをはじめ、ほかにシフトしやすいと思うので、お勧めしたいです。