ZABBIXエージェントでTIME_WAIT状態のTCPコネクションが多数発生する

Question

現在、ZABBIXにてSolarisのデータベースサーバを監視しているのですが、エージェント側のZABBIX通信を行っているTCPコネクションでTIME_WAIT状態のものが多数存在しております。

netstatコマンドで確認しているのですが、１つのZABBIXマネージャに対して200以上のTIME_WAITのTCPコネクションが存在してます。

• ZABBIXの動作仕様として特に問題ないものなのか。
• 上記が仮に問題があれば、設定にて対処することは可能か。

を確認させて頂きたいのです。
ご協力何卒よろしくお願い致します。

agent_address.10050   manager_address.33047 29312      0 49232      0 TIME_WAIT
agent_address.10050   manager_address.33055 29312      0 49232      0 TIME_WAIT
...
...

[zabbix-agent]
OS: solaris10
zabbix-agent : 2.2.7

[zabbix-manager]
OS: CentOS6
zabbix-manager : 2.4.8

ZABBIXエージェントで収集アイテム数に応じて、TIME_WAIT状態のTCPコネクションが多数発生するのは、zabbix-agentの仕様であることは理解できたのですが、Solaris10の環境において、どのくらいのTCPコネクションを保持できるのでしょうか。設定ファイルはどこに該当するのでしょうか。

Answer 1

zabbixの通常の動作という認識で問題ないと思います。
一応、改善点として挙げられてはいますが、対応についてはまだ検討中で後回しとなっています。念のためこちらも。

一応、対応策としては、こんな設定もあります。

Comments

[hokuhoku8]

ありがとうございます。 FEATURE REQUESTSに上げられているという事は、現行のVersionをあげることで対処ということも難しそうですね。たすかりました。

[ynakano]

提示いただいた対応策はLinuxのものですね。
そもそもLinuxの場合デフォルトのTIME_WAIT待ちが1分で、Solaris(4分)より短いです。
それでもLinuxでもこの事象は問題になってるみたいですね。

Answer 2

OSもZabbixのバージョンも書かれていないので具体的に回答しにくいですが、この現象はZabbixのサポートコミュニティページでも複数取り上げられているようです。
あまりにTIME_WAITの数が多すぎると新規TCPセッションが張れなくなることもあり得るので、問題といえば問題ですね。

エージェント側がTIME_WAITだとサーバ側はCLOSEDになっていると思うので、エージェント側のOSの設定でTIME_WAITの猶予時間を短くしてみてはどうでしょうか。

Comments

[hokuhoku8]

ありがとうございます。環境情報追加させて頂きました。

[ynakano]

2.2系列のエージェントでもこの事象は話題になっていますね。

TCPパラメータの変更は下記が参考になるかと思います。

https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/SSAW57_8.5.5/com.ibm.websphere.nd.doc/ae/tprf_tunesolaris.html

どの程度まで短くするかは微調整しつつ、ですかね。

[hokuhoku8]

TCPコネクションの状態遷移としては
... -> CLOSING -- [ FINのACK受信 ] --> TIME_WAIT -> CLOSED
になり、TIME_WAIT -> CLOSEDの遷移はOSの設定に従うので、仕方ない部分ですね。登録しているアイテム数に応じて、TCPコネクションも増加するというzabbix仕様なのかなと思います。エージェントをバージョンアップする事でTCPコネクションを減らしたりできるとよいのですが。

どうもありがとうございました。

[ynakano]

エージェント側がTIME_WAITという事は、エージェントから切断しているってことになります。
でもセッションを張るのはマネージャからのはずで、その辺の作りの問題ですかね。