Q&A
LinuxなどをPCにインストールしたり、ノートPC上に仮想的マシンを構築した際に、PCのプライベートIPを確認すると、eth0とかeth1とか、他にも様々なIPが振られていることがあると思います。
192.168.xxx.xxxとか10.xxx.xxx.xxxなど自動で振られている（自分で設定する）のもありますが、なぜ複数必要になるのでしょうか？
一つIPがわかれば、ssh等でログインできますし問題ないように思えるのですが。
外部と通信するためにはこのIP,sshのときはこのIPという風にわかれていたりするのでしょうか？
回答4件
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IPアドレスはネットワークインタフェースごとに割り当てられます．ここでいうネットワークインタフェースは，俗語的に言うと
- LANケーブルを差し込むポート
- 無線LANカード
などの認識でいいです．電気または電波による信号が通過する物理的な出入り口のことを指します．一般的にこれらには eth0 や en0 といった名前が割り当てられます．ただし，以下に示すような仮想的なインタフェースもあります．
- 自分自身と通信するための
lo0
他の機器に一切通信が漏れない．
ループバックインタフェースと呼ばれる．
IPアドレスは127.0.0.1という特別な値を必ずとる．
- VirtualBoxが仮想マシンと通信するために設ける
vboxnet0
投稿2016/07/07 17:48
編集2016/07/07 18:04
総合スコア5223
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192.168.xxx.xxxとか10.xxx.xxx.xxxなど自動で振られている（自分で設定する）のもありますが、な> ぜ複数必要になるのでしょうか？
一つIPがわかれば、ssh等でログインできますし問題ないように思えるのですが。外部と通信するためにはこのIP,sshのときはこのIPという風にわかれていたりするのでしょうか？
複数あることのメリット、用途としては
・SSH接続をしたままIPを変更することができる（インターフェースの再起動でSSHが切断されずにすむ）
・そのマシンが外部と内部の両方からアクセスを受けるとき、内部からいちいち外を経由しなくてもアクセスできる（どちらからアクセスが来たかもわかる）
・サーバの冗長構成への対応
などが挙げまれます
投稿2016/07/08 00:27
総合スコア3111
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複数のアドレスを保持しているホスト、マルチホームホストと呼ばれますが、これは一般的には異なるネットワークを相互に接続する用途で使われることが多いと思います。
192.168.11.0/24 のネットワークと 10.0.0.0/8 のネットワークは直接は通信できませんが、両方のネットワークのアドレスを所持しているホストに、これらについてリレーする設定を行うことで相互接続できるようになります。
上記のような機器は「ルータ」という呼称で知られており、さまざまな場面でインターネットを支えています。
投稿2017/08/16 17:08
総合スコア87
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例えばWindows、Linuxは起動時に自ハードウェアに接続されているデバイスを検知します。
ネットワークインターフェースが複数搭載されているPCだった場合、例えば、Linux(6系以前)であればeth0から順に採番していきます。
従って、
eth0とかeth1
は、基本的には複数のネットワークインターフェースが搭載されているハードウェアに発生します。
一つIPがわかれば、ssh等でログインできますし問題ないように思えるのですが。
上記ですが、インフラ要件によってはマルチホーム構成(複数のIPアドレスを持つ構成)を考慮する必要があります。
搭載したネットワークインターフェースは使用できる帯域が限られています。
例えば、
業務アプリケーションに最大の帯域を確保したいが、他バックアップ業務、管理業務があった場合、バックアップ系ネットワークインターフェース、管理系ネットワークインターフェースを用意することで、業務アプリケーション側のネットワーク帯域を消費しない構成をとするなど。
ご質問者様がいわれているssh等の接続も、例えば業務側からのssh接続はセキュリティレベルが下がるのでssh接続専用のネットワークを用意するという考え方もできます。
投稿2016/07/08 00:19
総合スコア4309
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2016/07/07 18:09 編集
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2017/08/16 21:13