FastAPI()とAPIRouter()の使い分け

Question

FastAPIを勉強中なのですが、次の二つの使い分けの仕方を教えて欲しいです。

app = FastAPI() # ①
router = APIRouter() # ②

①については公式ドキュメントに次のようにあります。

from fastapi import FastAPI

app = FastAPI()

@app.get("/")
async def root():
    return {"message": "Hello World"}

②についても公式ドキュメントに次のようにあります。

from fastapi import APIRouter

router = APIRouter()

@router.get("/users/", tags=["users"])
async def read_users():
    return [{"username": "Rick"}, {"username": "Morty"}]

@router.get("/users/me", tags=["users"])
async def read_user_me():
    return {"username": "fakecurrentuser"}

@router.get("/users/{username}", tags=["users"])
async def read_user(username: str):
    return {"username": username}

"/users/{username}"のように、マイページなどのユーザー名毎にURLを変えたい場合などに
APIRouter()を使うのかなぁ、という印象を受けたのですが、
ある書籍では次にように使われています。

router = APIRouter()

@router.get("/health")
def health() -> Dict[str, str]:
    return {"health": "ok"}

これは app = FastAPI()ではできないのでしょうか？
基本的にAPIRouter()の方をメインで使ってしまって問題ないということでしょうか？

Webアプリ開発の基本的なところから理解できていないための質問になっている可能性もありますが
教えて頂けると大変ありがたいです。

よろしくお願いします。

Answer 1

FastAPIについては詳しくありませんが、殆どFlaskと同じなので回答します。

以下を見ると、FlaskとFastAPIの使い方がまとめられています。
https://zenn.dev/satto_sann/articles/b405ca8961d70fac99ff

FastAPIのAPIRouterはFlaskのBlueprintに該当するもののようです。
Blueprintは、エンドポイントを複数作る場合にファイル分割するのに使用します。

そのため、APIRouterも同様の使用方法をするものと推察します。
そのため回答としては、

これは app = FastAPI()ではできないのでしょうか？

FastAPI()とすることは可能です。

になります。

基本的にAPIRouter()の方をメインで使ってしまって問題ないということでしょうか？

こちらについては、「いいえ」です。
「メインで」というのがおかしく、メインはFastAPI()です。
別途APIRouter()で宣言したものをapp.include_router(user.router)の様に、appに追加する形で使用します。