自社開発システムを、HDDのシリアル番号・MACアドレスに紐づけることはセキュリティ的に意味がありますか？

Question

前提・実現したいこと

Windowsで動作する組み込みソフトをPythonで開発しています。
納品先にPCごと納品するので、難読化、及び不正コピー対策を行いたいと考えています。

難読化は、PyArmorというツールの使用を検討してます。

不明点・質問

このツールには、難読化以外に、
「HDDのシリアル番号及びMACアドレスと紐づけて、ほかのPCでは起動できないようにする」
という機能も備わっています。
しかし、HDDのシリアル番号もMACアドレスも、仮想環境等で偽造できるのでは？と勘繰っております。
この認識は正しいのでしょうか？
またもし正しい場合、この機能にはどのような意味があるのでしょうか？

Comments

[maisumakun]

> HDDのシリアル番号もMACアドレスも、仮想環境等で偽造できるのでは？と勘繰っております。

仮想環境自体を検知する機能も仕込まれている、ということはありませんか？

[messon]

ドキュメント上には、そのような機能の記載はありませんでした。

Answer 1

そもそも論として、（何一つ防御にならない無意味なもの、あるいは「そもそもサービスを提供しない」ことでリスクを完全回避するような選択肢を除けば）ほとんどのセキュリティ対策は「特定の攻撃」に対しての「一定程度」の防御を行うものです。

比較的容易に回避できるものであったとしても、「どのようにして回避すればいいのか検討する」というコストは発生します。

Comments

[messon]

ありがとうございます。完璧な防御を目指すのではなく、非常に高いハードル（≒コスト）を設ける、というのがセキュリティなのですね。勉強になりました。

Answer 2

双方とも、仮想環境でなくとも、偽造できるものです

Comments

[messon]

ありがとうございます。あまり意味がない、という理解のもとで進めていきます。

[y_waiwai]

MACアドレスに関しては、デバイスマネージャにふつーに設定項目があって変えれるようになってるヤツもあります
また、HDDはバスでやり取りしてるんでそれを横取りすれば好きにできます
フックドライバ的なものを作って差し替えるという手も使えるかもしれません

[Bego]

> フックドライバ的なものを作って差し替えるという手も使えるかもしれません

多分フィルタ ドライバの事を言っているのだと思いますが、Windows のドライバ モジュールは MS からのデジタル署名が必須なので、そこで悪さをすると一発で足がつきます。