ZshとPrezto環境構築おける${rcfile:t}が持つ意味が知りたい

Question

前提・知りたいこと

ZshとPreztoを使って環境を構築しています。
Preztoの環境構築の過程で入力するコマンドに理解できないものがあるため、その意味を知りたいです。

理解できないこと

下記のうち、**${rcfile:t}**がどういう意味を持つのか理解できていません。変数展開の書き方に似ていますが、+や-がついていないため、どのような展開のされ方をするのか分かりません。

$ setopt EXTENDED_GLOB
for rcfile in "${ZDOTDIR:-$HOME}"/.zprezto/runcoms/^README.md(.N); do
  ln -s "$rcfile" "${ZDOTDIR:-$HOME}/.${rcfile:t}"
done

理解できている（？）こと

${ZDOTDIR:-$HOME}の部分は、変数展開であり、ZDOTDIRに値が入っていればその値を展開し、入っていなければHOMEの値を展開する。その際、展開した値をZDOTDIRには代入しない、というものだと理解しています。

補足情報（実行環境など）

本件には影響しないと思いますが、念のため実行環境を記載します。
MacBook Air
Apple M1チップ
8コアCPU 7コアGPU
16コアNeural Engine
8GBユニファイドメモリ

そのままコマンドを実行した場合でも、問題なくPreztoは使えるようになるはずです。ただ、意味を正確に理解したいので、よろしければご教授ください。

Answer 1

Zshの機能だというのは明白なので、Zshのリファレンスを調べればいいと思うのですが。

これはcsh由来の機能で、:tのtはtailのt(basenameコマンド相当)です。同様に:hがheadのh(dirnameコマンド相当)ですね。

A=/aaa/bbb/ccc
echo ${A:t} 
⇒ ccc
echo ${A:h}
⇒ /aaa/bbb

Comments

[mimura_yusuke]

otn様
早速のご回答ありがとうございます。
:tは編集子(modifiers)で、質問のコマンドではrcfimeに格納されたパスからファイル名部分を残すために使われているということですね。
「zsh :t」などで検索してみるべきでした。
ご教授いただき誠にありがとうございました。