dr--r--r-- と drw-rw-rw- の違い

Question

Linuxで、ディレクトリのパーミッションのdr--r--r--とdrw-rw-rw-は何が違いますか？

中のものを変更できないという点ではどちらも同じだと思うのですが。

Comments

[hidezzz]

回答は出来ないのでここに書きますが、
・ディレクトリ配下のファイルを変更することなく、ディレクトリファイルが持つファイル名エントリだけを変更するようなコマンド(突き詰めればシステムコール)があるか？
・ディレクトリの書き込み権限はディレクトリ配下のファイルに対する書き込み権限で、ディレクトリが持つファイル名エントリは直接コマンド(システムコール)で書き換えることは出来ず、配下ファイルを変更後に自動でアップデートされるものなのか？
という問いになるのかなと思いました。
答えはそれぞれNo,Yesのような気がなんとなくしていますが、断言するほどの知識は無いです

Answer 1

内部のファイルのアクセスは実行権限が必要なので不可として、ディレクトリ自体に直接書くことは、今のLinuxのシステムコールでは無理なので（昔のUnixだと出来た気がする）、これも違いには該当せずですね。

書き込み権の無いファイルをrmすると削除することの確認を求められるので、それ相当が違いに該当するのではと思ったのですが、空で書き込み権限の無いディレクトリをrmdirしても確認を求められません。

ということで、少なくとも通常使うコマンドレベルでの差異は無いでしょう。
一般のコマンド以外でも、差異が出るような仕様のプログラムは無い気がします。

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[nanikamado]

ありがとうございます。確かに、w権限があるかどうかを見て動作を変えるプログラムがあれば、挙動が変わってくる可能性はありますね。書き込めないことには変わりありませんが。

Answer 2

結論として、「違いがない」で良いと思います。

ディレクトリの w 権を要求する操作として、そのディレクトリの直下での

• ファイル・ディレクトリの新規作成 ( open/creat, mkdir )
• ファイル・ディレクトリのリネーム ( rename )
• ファイル・ディレクトリの削除 ( unlink, rmdir )

が考えられますが、いずれの操作も「対象のパスの中のディレクトリのに検索許可 (x権のこと) が与えられている」ことを要件にしています。
これは、例えばunlink(2)のmanページのエラーの項の以下の記述等から分かります。

EACCES

pathname を含んでいるディレクトリの書き込み許可がプロセスの実効 (effective) ユーザー IDに与えられていないか、**pathname の中のディレクトリのどれかに検索許可が与えられていない**([path_resolution(7)](https://linuxjm.osdn.jp/html/LDP_man-pages/man7/path_resolution.7.html) も参照すること)。 

だとすると、x権がなければw権が活かせないので、「違いがない」ということになります。
なお、「対象ディレクトリにchdir → ディレクトリのx権を消す」の場合、ディレクトリを経ずに直下のファイル等にアクセスできるように見えますが、その場合でもカレントディレクトリの権限チェックは働くようなので、やはりw権は活かせないまま、となるかと思います。

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[nanikamado]

ありがとうございます。もやもやが解消されました。

Answer 3

パーミッションについて

追記

質問の意味がわかりました。

たしかにx属性が無ければw属性があろうと無かろうと同じですね。

Linux のディレクトリとファイルのパーミッション組み合わせと振る舞い - ぱと隊長日誌

Comments

[nanikamado]

貼っていただいたページを読みましたが、よく分かりませんでした。

[angel_p_57]

回答になっていないかと

[otn]

> パーミッションについて
ディレクトリの実行権が、「カレントディレクトリにすることができる」と間違って書いてありますね。
他にも間違った記述があります。個人ブログかと思ったら、なんと大学のサイト？
とりあえず、このページは質問と関係ないです。

[angel_p_57]

> 「カレントディレクトリにすることができる」と間違って
それ自体は間違ってないと思いますが…。それだけではないということで。

[otn]

> Linux のディレクトリとファイルのパーミッション組み合わせと振る舞い - ぱと隊長日誌
このページも「実行ファイルの実行にはファイルのrx権限が必要となります。」と間違いが書いてある。
ディレクトリの実行権についても、無いと ls がエラーになるように書いてある。オプション無しのlsは名前の表示しかしないのでエラーになりません。

[otn]

> それ自体は間違ってないと思いますが…。それだけではないということで。
それだけでは無いというか、実行ビットの意味では無い。
各ビットの意味を書いた表じゃなくて、各ビットが立っていれば出来ることの一例を挙げた表であれば合ってますが。もしかして、そういう表なのか？？

[itagagaki]

「実行ファイル」はスクリプトの話みたいですね。
「ls」は何かaliasでも設定していたんでしょうかね。

[angel_p_57]

> 実行ビットの意味では無い。
「検索」と書け、とか。そういうことを言ってますか? ただ、その用語だけ見てもしようがないので「カレントディレクトリにできる、直下のファイルにアクセスできる」くらいの説明で十分だと思いますが。と見ると、半分欠けているのは大きな問題ですが「『カレントディレクトリにすることができる』と間違って」はツッコミとしておかしいですね。という話です。
※「意味」と「できること」に差をつけてるんだとしたら、それこそよく分からん話です

[otn]

> angel_p_57さん
おっしゃること、ごもっともな気がします。
書き込みビットの説明で「ファイルの上書き、削除」と書いてあったので、表全体を色眼鏡で見ていたのかもしれません。