メール送信するのに、メールサーバーを使う理由は何でしょうか？

Question

###前提・実現したいこと
Ruby On Railsでウェブサイトを開発しているのですが、よくサーバーからメール送信する際に
一般ユーザーには、Amazon SESなどのメールサーバーを使い、開発者へのエラーなどの通知にはサーバーから直接メールを送信している例をみかけます。
メールサーバーを使い分ける理由は何でしょうか？

Answer 1

直接メールを送信する場合、DNSのMXレコードを参照し、相手先のメールサーバーに直接届けます。
一方、メールサーバー経由の場合には、メールサーバーが相手先のメールサーバーに届けてくれます。
メールサーバーを経由した場合、遅延が発生する可能性がありますが、相手先のメールサーバーが停止していた場合でも、再送してくれますので、メールが失われることはありません。また、最近は、受取時にスパム判定をします。
よくわからない送信元から来た時に、メールアドレスと送信元のサーバーとを比較しておかしければスパムとして扱ってしまうことはあります。（メールサーバーが行うこともあれば、クライアントのメールソフトが判定することもあります。）

そのため、一般ユーザーに送る場合、安全に送れるようにメールサーバー経由で送るのが普通です。
エラーメールなどは、安全よりも即時性が欲しいので、直接送るようにしているのではないでしょうか？自分自身へのメールであれば、スパムフィルタを外すように設定しておけば良いだけなので。

少し、想像で書いていますが、おそらくこんな理由だと思います。
昔は、メールが届くまで時間がかかったことも多かったですが、今はそれほどかかりません。（メールサーバーでスパムフィルタに引っかかっていると遅くなりますが）
メールサーバーが使えるのであれば、そちらを主として送信に使い、エラーメールのような場合のみ両方に送っておくというのが良いと思います。

Answer 2

oskbtさんのケースも有りますが、私も別ケースで…

開発者へのエラーなどの通知にはサーバーから直接メールを送信している例をみかけます。

Amazon SES でメールを送ってみた - Qiita

この辺の記事を読めば一目瞭然です。

AWSのSESではサービスの決済やパスワード変更等の絶対に配信ミスは許されないようなものに使われます。
あ、ごめんメールサーバー動いてなかったテヘペロで担当者のクビが飛ぶ事もあります。
もちろんタダではなく、1万通につき$1の料金がかかります。

逆にデバッグ用のエラーメールは設定次第では1秒間に何千というメールが生成される可能性もあります。
こちらはそんなのが夜間8時間程毎分1万通ずつのエラー通知メールをSESで出し続けてしまったらどうなるでしょう？
この場合も担当者は最低でも始末書コースです。

何が起こるか想定して使い分けてください

Answer 3

まず、システムで一つのメールサーバーだけを使っていると仮定します。
ある日「メールがユーザーに届かない」という障害が起こりました。
システムはメール送信で失敗したことを知り、そのエラーを開発者へ伝えるためエラー報告メールを作成し送信しました。
そして、そのエラー報告メールも開発者へ届きませんでした。
さらに、そのエラー報告メールが送信失敗したことを伝えるためのエラー報告メールが作成され……以降繰り返し。

という事がないよう通常経路と緊急経路を分けることはあります。