投稿2021/08/15 02:02
編集2021/08/15 23:13Google Apps Scriptでxmlファイルをパースすると、時々以下のようなエラーが発生してしまいます。終了タグが必要というような意味合いだと思うのですが、このエラーの原因はxmlにあるのでしょうか？それとも私のコードに原因があるのでしょうか？
また、私はxmlファイルを編集することができないのですが、エラーを防ぐ方法はありますか？
なお、同一コードでもエラーが発生したりしなかったりします。
Exception: Error on line 8: The element type "P" must be terminated by the matching end-tag "</P>". at regular(コード:6:29)
5分間隔で実行する中で時々上のようなエラーが発生してしまいます。直近でエラーが発生した時刻は以下の通りです(16日8:12時点)。11日はエラーが発生しませんでした。
| 10日 | 12日 | 13日 | 14日 | 15日 | 16日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4:02 | 8:16 | 10:31 | 8:56 | 6:51 | 4:11 |
| 10:36 | 11:31 | 8:01 | 6:51 | ||
| 11:11 | 14:06 | 8:06 | 7:26 | ||
| 9:26 | |||||
| 9:51 | |||||
| 10:31 | |||||
| 10:46 | |||||
| ### 該当のソースコード |
GAS
1function regular() { 2 const sheet = SpreadsheetApp.getActive().getSheets()[0]; 3 const data = sheet.getRange(3,2).getValue() 4 var url = 'http://www.data.jma.go.jp/developer/xml/feed/regular.xml'; 5 var atom = XmlService.getNamespace('http://www.w3.org/2005/Atom'); 6 var document = XmlService.parse(UrlFetchApp.fetch(url,{ 7 muteHttpExceptions : true 8 }).getContentText()); 9以下省略
url文字列は常に同一ですが、中身は随時更新されています。
エラー文に含まれる「at regular(コード:6:29)」の部分から、ソースコード6行目の29番目（文字目）に原因があると解釈し、7行目以降は省略しています。
Chrome V8 ランタイムを有効にしています。
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XMLとしてのフォーマットを満たさない（これを「整形式でない」といいます）ファイルが読み込まれたときに、XmlService.parse()で同様のエラーが出ることは確認しました。
状況から見ても問題は読み込まれるファイルにあり、プログラムにないことは明らかです。エラーを防ぐ方法はありません。
エラーメッセージにあるような、<P>タグから始まり、しかも終了タグがないようなファイルが、気象庁の防災情報XMLフォーマット形式電文の公開URLで配信されることには、首をかしげざるを得ないのですが、これは実際にエラーが出た際にファイルの内容を確認してみないことには、詳細は分からないですね。サーバからの何らかのエラーメッセージだったりするのかもしれません。
いずれにしてもそのタイミングで取得できたファイルには、通常の防災情報XMLは記載されていないだろうと予想しています。
エラーを防ぐ方法はありませんが、例外処理というプログラミングの仕組みと文法を使えば、プログラムを中断させずに処理を続行することは可能です。
ただしエラー時は防災情報XMLは取得されていないので、続行後はそれを前提とした処理にする必要があります。
以下がサンプルプログラムです。
googleappascript
1function regular() { 2 var url = 'http://www.data.jma.go.jp/developer/xml/feed/regular.xml'; 3 var content_text = UrlFetchApp.fetch(url,{ 4 muteHttpExceptions : true 5 }).getContentText(); 6 try { 7 var document = XmlService.parse(content_text); 8 Logger.log(document); 9 } 10 catch(error) { 11 var document = ''; 12 var now = Utilities.formatDate(new Date(), 'Asia/Tokyo', 'yyyyMMddhhmmss'); 13 DriveApp.createFile(now + '.txt', content_text, MimeType.PLAIN_TEXT); 14 Logger.log(error); 15 } 16 17 if (document != '') { 18 Logger.log('success'); 19 } 20 else { 21 Logger.log('failure'); 22 } 23}
エラーなくtryブロック内の実行が終了すれば、catchブロック内は実行されません。
tryブロックでエラーが出た場合は、catchブロックに処理が移ります。プログラムは中断しません。
ここでは、エラー時はdocument変数に空文字を設定した後、取得したテキストの内容をあとで確認できるように、ファイルに保存する処理を入れています。
投稿2021/08/16 03:03
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