%leとは何か教えてください。

Question

学校の授業でいきなり出てきた「%le」という書式指定子の意味が、調べてもよくわかりません。
例えば『1e-06』と出力された場合これは何を表しているのですか？
また、この指定子はどんな時使うのですか？

Answer 1

1e-06 は、1×(10の-6乗)、つまり0.000001を表します。
-2.3e+03 なら、-2.3×(10の3乗)、つまり-2300 です。
書式指定子のeは、このような書式を指定するもので、
その前についているlは、変数の型のサイズが「long」、この場合はeを修飾していて実数なので、long doubleであることを指定しています。

（追記）
Cの場合、引数のfloatは自動的にdoubleに格上げされますので、書式指定子eやfなどはそもそもdoubleが想定されます。で、それらの前のlが特別にlong doubleを意味するのはどうやらマイクロソフト独自拡張のようです。

In Visual C++, although long double is a distinct type, it has the same internal representation as double.

_

The h prefix when it's used with data of type char and the l (lowercase L) prefix when it's used with data of type double are Microsoft extensions.

Format Specification Syntax: printf and wprintf Functions | Microsoft Docs

Answer 2

書式指定子の各文字の意味は、いろいろなページに解説が載っていますが、wikipediaの資料が一番簡素でしょうか。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Printf#%E6%9B%B8%E5%BC%8F%E5%8C%96%E6%96%87%E5%AD%97%E5%88%97

typeeは浮動小数点の指数表記、lは実引数の型を表し、typeがeの場合、double型をあらわします。
すなわち、%le はdouble型の数値を指数表記で表現するという意味です。

1e-06は、1 * 10の-6乗、すなわち 0.000001を表します。eの後に続く数字が10の何乗かを表現します。科学計算で頻出の表記法です。