Ubuntu の docker.io と、Docker の docker-ce の違い
Ubuntu では、 apt
を使い、docker.io
パッケージを使ってインストールできます。あるいは、Docker が提供している docker-ce
パッケージもインストールできます。
この2つの違いは、主に誰が開発・メンテナンスしているかの違いです。
どちらを選ぶかは、最終的には考え方の優先度(最新機能を使いたいかどうか、安定度を重視するか、困った時のサポートを誰から受けたいか)を考慮して決める必要があります。
Docker の docker-ce
パッケージ
まず、オリジナルの公式 Docker パッケージ docker-ce
は、Docker 開発者によってメンテナンスされています。こちらのほうが最新機能が入っていたり、公式ドキュメントの内容も、最新のものと一致していると期待できます。
ただし、視点は、「個々のディストリビューションでの動作」よりも、全ての Linux ディストリビューションで Docker がどのように動作するか、という視点になります。
そのため、場合によっては、何か Ubuntu 等個々のディストリビューションでは、Linux カーネルやライブラリのバージョンの違いによって、問題がおこる可能性があるかもしれません。
Ubuntu の docker.io
パッケージ
対して、Ubuntu の docker.io
パッケージは Ubuntu 開発者によってメンテナンスされています。最新の docker-ce
パッケージの情報を取りこみつつも、Ubuntu の Linux カーネルやバージョン等を考慮しながら、機能が組み込まれています。
そのため、Ubuntu としては安定した動作に対する期待や、Ubuntu をサポートしている会社やコミュニティからのサポートや支援が期待できます。一方で、安定性や互換性を優先するため、最新の docker-ce
の機能が取り込まれない可能性もありえます。機能の差分は changelog の情報が参考になります。
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