Python3:OpenCVで仮想WEBカメラを読み込む方法

Question

実現したいこと

遠隔対話システム(Zoomを想定)の対話相手の映像を逐次的にOpenFace(https://github.com/TadasBaltrusaitis/OpenFace)に入力し，顔画像のランドマーク等を得ることを目標としています．
OpenFaceは映像，画像，Webカメラからの入力が可能な，顔画像情報抽出ツールです．

そのための方法として，Zoomなどで相手の映る画面をOBSでキャプチャし，仮想Webカメラとして出力することで，逐次的なOpenFaceへの入力を試みました．
しかし，OBSの出力である仮想WebカメラをOpenFaceが認識しませんでした．
OBSによる出力はZoomなどほかのアプリでは，下記URLと同様認識できています．
(https://scienceboy.jp/max/2021/04/obs_virtual_camera_2021/)

OpenFaceはOpenCVを利用してWebカメラを認識しているようなので，OpenCVでOBSの仮想Webカメラを認識できれば問題は解決すると考えています．
どなたか詳しい方がいらっしゃればご教授お願いします．

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

Python3.6
OBS 26.1.1
OpenFace 2.2.0

最終的なシステムの仕様上，OpenFaceの利用は必須です．
仮想Webカメラ等に使用するアプリに制限はありません．

Comments

[t_obara]

OpenFaceはどのように呼び出しているのですか？

[vinegar1217]

実行コマンドをsubprocessモジュールを用いて実行しています．
具体的なコードは以下のとおりです．

command = "FeatureExtraction.exe -device 0 -of result"
subprocess.call(command.split(" "), shell=True, stdout=subprocess.PIPE, stderr=subprocess.PIPE)

コマンドに含まれる引数(上記の場合0)がwebカメラのデバイス番号を示しています．
私の実行環境では引数0の場合，組み込みのwebカメラが選択されます．
デバイス番号を変更しても（そもそも認識していないので）仮想webカメラは読み込まれません．

Answer 1

OBSの仮想Webカメラプラグインを導入することで自己解決しました．
OBSでは以前まで仮想Webカメラの機能がデフォルトで実装されておらず，プラグインといて扱われていたようです．
現在(バージョン26.1.1)ではデフォルトで仮想Webカメラが実装されていますが，デフォルトの機能ではOpenCVで読み込むと黒い画面になってしまいます．
プラグインで仮想Webカメラを出力すると正しく読み込むことができました．