straceコマンドの実行結果について

Question

straceコマンドを実行すると以下のように出力されたのですが何を示しているのかを教えていただきたいです

open("/etc/ld.so.cache", O_RDONLY|O_CLOEXEC) = 3
close(3)                                = 0
open("/lib64/libc.so.6", O_RDONLY|O_CLOEXEC) = 3
read(3, "\177ELF\2\1\1\3\0\0\0\0\0\0\0\0\3\0>\0\1\0\0\0`&\2\0\0\0\0\0"..., 832) = 832
close(3)                                = 0
open("hello2.txt", O_RDONLY)            = 3
read(3, "hello\n", 8192)                = 6
read(3, "", 8192)                       = 0
close(3)                                = 0
write(1, "hello\n\n", 7)                = 7
+++ exited with 0 +++

Answer 1

straceは、そのプログラムが呼び出した「システムコール」( カーネルへ依頼を行うためのAPI ) を時系列に並べて出力するものです。
システムコールは C言語の関数として呼び出せるようになっていて、strace の出力もそのような形になっています。

例えば、1行目の open は、ファイルを読み書き用(どちらか一方あるいは両方)に使えるようにするためのシステムコールです。
https://linuxjm.osdn.jp/html/LDP_man-pages/man2/open.2.html にマニュアルがあります。
※よく open(2) というように表現したりしますが、man コマンドのセクション2にマニュアルが揃ってます

ということで、出てきている open 以外にも、close,read,write を調べれば全容が分かるはずです。
主要部は6行目の open("hello2.txt", O_RDONLY) 以降かと思います。
※これは自身でstraceを実行して採取したものでしょうか?