ASP.NET MVCのスタックトレースの意味を知りたい

Question

困っていること

「<>c__DisplayClass11_0.」のような書き方は何を表しているのでしょうか？

   System.Web.Mvc.Async.<>c__DisplayClass11_0.<InvokeActionMethodFilterAsynchronouslyRecursive>b__0() +58
   System.Web.Mvc.Async.<>c__DisplayClass11_2.<InvokeActionMethodFilterAsynchronouslyRecursive>b__2() +228
   System.Web.Mvc.Async.<>c__DisplayClass7_0.<BeginInvokeActionMethodWithFilters>b__1(IAsyncResult asyncResult) +10

試したこと

以下の言葉でググってみるも解説記事には出会えませんでした。
「スタックトレース 読み方」
「ASP.NET MVC スタックトレース 読み方」
「C# スタックトレース 読み方」

System.Web.Mvc.Async名前空間のクラスを表しているとは思うのですが...
どなたかわかる方ご教授いただけますと幸いです。

Comments

[hihijiji]

そういうときは"DisplayClass"でググるといいですよ

Answer 1

スタックトレースとは、例外が発生した際にその例外が「どのような呼び出しパスに沿って呼び出された結果として発生したものなのか」を表したものです。

それには ASP.NET ランタイムやクラスライブラリによる基盤処理部分の公開されてないメソッドなども含まれており、

「<>c__DisplayClass11_0.」のような書き方は何を表しているのでしょうか？

というのも、それに含まれるメソッドだと思います。非公開ゆえ何に使われているかは分かりません。調べればわかるかもしれませんが、調べてもユーザーが行う例外解決の役には立たなそうです。（基盤処理部分のバグを調べて報告するとかであれば話は違ってくると思いますが）。

スタックトレースに含まれるのは大別して以下の部位に分けられ、ユーザーが書いたメソッドは (3) に出てきます。

(1) ASP.NET ランタイムやクラスライブラリによる基盤処理部分
(2) 基盤処理部分から呼び出されたユーザーアプリケーション部分
(3) ユーザーアプリケーションから呼び出されたクラスライブラリ部分

例えば EF6 + Linq to Entities のコードで接続文字列が見つからなかった場合が以下のエラーメッセージです。自分が書いたメソッド ListToAsync() もスタックトレースに出てきてます。そこはある程度役に立つ情報かもしれません。

質問者さんの言われる「<>c__DisplayClass11_0.」ほか、(1), (2) の部分も多々出てきています。（それらがユーザーが行う例外解決に役に立つのかというと、どうでしょう？）

Comments

[noy__tech]

「ASP.NET ランタイムやクラスライブラリによる基盤処理部分の公開されてないメソッド」のことだろうということですね。
おっしゃる通り、ユーザーが書いたメソッドとはあまり関係ない部分であり、エラー解決にはそこまで役立たないと思いますが、その認識自体があまり確証持てていなかったため助かりました。
丁寧にご回答いただき誠にありがとうございました。

[退会済みユーザー]

c__DisplayClass11_0 が何かというのは hihijiji さんが質問へのコメントで書かれているように DisplayClass でググるといろいろヒットすると思いますので興味があればやってみてください。コンパイラが生成するものだそうです。

そのあたりを突き詰めるより、EF + Linq to Entities でトラブって解決が困難な時は EF のログを出力ウィンドウに書き出して、それを見た方が良いかもしれません。以下、ご参考まで。

データベース操作のログ記録と受信
https://docs.microsoft.com/ja-jp/ef/ef6/fundamentals/logging-and-interception