RapberryPiでHubotをデーモン化する

Question

前提・実現したいこと

以下のサイトを参考にして、RapberryPiでHubotをSlackに繋げそれをデーモン化するコードを書いています。

Raspberry PiにhubotをインストールしてSlackから呼び出すまでの手順

HubotとSlackを繋げるまではできたのですが、デーモン化するところが上手くいきません。
RaspberryPiに関しては完全に初心者でエラー原因が分からないので、解決方法を教えていただきたいです。

発生している問題・エラーメッセージ

systemdに作成した設定ファイルpibot.serviceの動作確認をすると以下のようなエラーが出てしまいました。

pi@raspberrypi:/etc/systemd/system $ systemctl status pibot
● pibot.service - pibot service
   Loaded: loaded (/etc/systemd/system/pibot.service; enabled; vendor preset: enabled)
   Active: failed (Result: exit-code) since Wed 2021-02-10 10:38:17 JST; 31min ago
 Main PID: 2276 (code=exited, status=203/EXEC)

 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Service RestartSec=100ms expired, scheduling restart.
 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Scheduled restart job, restart counter is at 5.
 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: Stopped pibot service.
 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Start request repeated too quickly.
 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Failed with result 'exit-code'.
 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: Failed to start pibot service.

pibot.service

[Unit]
Description=pibot service

[Service]
ExecStart=/home/pi/hubot/pibot/bin/run_hubot.sh
Restart=always    
Type=simple

[Install]
WantedBy=multi-user.target

エラーコードが出た経緯

1. Hubotの設定
まず、RaspberryPiの/home/pi/hubot/pibotディレクトリを作り、そこでyo hubotを実行しhubotの作成を行いました。

$cd ~/hubot/pibot
$yo hubot

その後、Hubotの設定を以下のように行いました。

Owner:自分のメールアドレス
Bot name：pibot
Description:適当な値
Bot adapter：slack

設定した後に$bin/hubotとpibot pingを実行すると、HUBOTからPONGと返ってきたのが確認できました。

2.SlackとHubotを繋げる
次にSlackにHubotを追加したのち、APIトークンをコピーしました。

その後、~/hubot/pibotディレクトリの中で、hubotの設定ファイルを開きました。

$cd ~/hubot/pibot
$nano bin/hubot

上のコマンドをターミナルに打つと下のようなテキストエディタが開かれたので、取得したAPIトークンをペーストしました。

#!/bin/sh

set -e

npm install
export HUBOT_SLACK_TOKEN=(取得したSlackのAPIトークン)

export PATH="node_modules/.bin:node_modules/hubot/node_modules/.bin:$PATH"

exec node_modules/.bin/hubot --name "pibot" "$@"

ターミナルに戻り、$bin/hubot -a slackを実行してみると、Slack上でHubotが反応しているのが確認できました。
3.Hubotのデーモン化
まず、bin/hubotと同じディレクトリにrun_hubot.shというシェルスクリプトを作成しました。

$cd /home/pi/hubot/pibot/bin
$sudo nano run_hubot.sh

run_hubot.sh

#!/bin/sh
cd /home/pi/hubot/pibot
sudo -u pi bin/hubot --adapter slack

その後、systemd/systemフォルダに移動しサービス起動用の設定ファイルpibot.serviceを追加しました。

$cd /etc/systemd/system
$sudo nano pibot.service

pibot.service

[Unit]
Description=pibot service

[Service]
ExecStart=/home/pi/hubot/pibot/bin/run_hubot.sh
Restart=always    
Type=simple

[Install]
WantedBy=multi-user.target

その後、pibot.serviceが正しく実行できているかどうかを確認するために、ターミナルで以下のコマンドを実行しましたが、上述のようなエラーが出てしまいました。

$sudo systemctl daemon-reload
$systemctl status pibot

pi@raspberrypi:/etc/systemd/system $ systemctl status pibot
● pibot.service - pibot service
   Loaded: loaded (/etc/systemd/system/pibot.service; enabled; vendor preset: enabled)
   Active: failed (Result: exit-code) since Wed 2021-02-10 10:38:17 JST; 31min ago
 Main PID: 2276 (code=exited, status=203/EXEC)

 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Service RestartSec=100ms expired, scheduling restart.
 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Scheduled restart job, restart counter is at 5.
 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: Stopped pibot service.
 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Start request repeated too quickly.
 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Failed with result 'exit-code'.
 2月 10 10:38:17 raspberrypi systemd[1]: Failed to start pibot service.

試したこと

1.pibot.serviceのRestartの変更
https://teratail.com/questions/242215
上のリンクにRestart=always にするとデーモン化に失敗してしまうと書いてあったので、代わりに以下のコードを試してみましたが、同様のエラーが生まれました。

/etc/systemd/system/pibot.service

[Unit]
Description=pibot service

[Service]
ExecStart=/home/pi/hubot/pibot/bin/run_hubot.sh
Restart = on-failure
RestartSec=10s

[Install]
WantedBy=multi-user.target

2.run_hubot.shの実行確認
run_hubot.shが正しくない可能性を確認するために、ターミナルでシェルスクリプトの実行を行いました。

$cd ~/hubot/pibot/bin
$. run_hubot.sh

上のコマンドの結果として、Slack上でHubotが起動したのを確認できたので、問題はpibot.service側にあるのではないかと考えています。ただ、その解決策はまだ見つかりません。

3.run_hubot.shの編集
アドバイスを受けて、run_hubot.shにexit 0を追記してみましたが、同様のエラーが出てしまいました。
/home/pi/hubot/pibot/bin/run_hubot.sh

#!/bin/sh
cd /home/pi/hubot/pibot
sudo -u pi bin/hubot --adapter slack
exit 0

$cd  /etc/systemd/system
$sudo systemctl daemon-reload
$sudo systemctl start pibot.service
$systemctl status pibot
● pibot.service - pibot service
   Loaded: loaded (/etc/systemd/system/pibot.service; enabled; vendor preset: en
   Active: failed (Result: exit-code) since Thu 2021-02-18 14:02:25 JST; 18s ago
  Process: 1533 ExecStart=/home/pi/hubot/pibot/bin/run_hubot.sh (code=exited, st
 Main PID: 1533 (code=exited, status=203/EXEC)

 2月 18 14:02:25 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Failed with result 'exit
 2月 18 14:02:25 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Service RestartSec=100ms
 2月 18 14:02:25 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Scheduled restart job, r
 2月 18 14:02:25 raspberrypi systemd[1]: Stopped pibot service.
 2月 18 14:02:25 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Start request repeated t
 2月 18 14:02:25 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Failed with result 'exit
 2月 18 14:02:25 raspberrypi systemd[1]: Failed to start pibot service. 

Answer 1

hubotを動かすためのpibot.serviceを作ったのでしょうか？

#!/bin/sh
cd /home/pi/hubot/pibot
sudo -u pi bin/hubot --adapter slack

これがrun_hubot.shですか？

シェルスクリプト内から何か実行する場合は絶対パスじゃないとダメだった気がします。
絶対パスに変えてみてください。

また、sudoを書く理由がよくわかりません。(どうなってほしいの？？？)
.serviceにUserとGroupを記載すればそれで実行してくれます。
systemdの.serviceファイルから、サービス実行ユーザーを変更する

以下のshと思われるものは何のためにあるのか不明なため触れていません。
serviceから毎回実行する予定なら、exportやnpm installが毎回必要と思えないので、何か間違っていると思います。

#!/bin/sh

set -e

npm install
export HUBOT_SLACK_TOKEN=xoxb-1687056892356-1693521603667-3StDqEPhf3r2aiYNw1F8Nx1q

export PATH="node_modules/.bin:node_modules/hubot/node_modules/.bin:$PATH"

exec node_modules/.bin/hubot --name "pibot" "$@"

teratailの「codeの挿入」にはファイル名を表示する機能がありません。
単にコードを整形して表示したいのではなく、ファイルとして実行してというような場合はファイル名も記載してくれないと意味がわかりません。
(#!/bin/shが一番上にあったらファイルとして保存されているものだと考えますが、コマンドとして実行しただけのようにも見えるのでよくわかりませんでした)

Comments

[MasatoN]

回答ありがとうございます！teratailを利用するのが初めてで、必要な情報が所々抜けてしまい申し訳ないです....ファイル名は
#!/bin/sh　　set -e　…　→　~/hubot/pibot/bin/hubot
(↑はcd ~/hubot/pibot
nano bin/hubot　で開いたhubotの設定ファイルです.)
#!/bin/sh cd /home/pi/hubot/pibot　…　→　~/hubot/pibot/bin/run_hubot.sh
[Unit] Description=pibot service …　→　~/etc/systemd/system/pibot.service
のようになっています。~/hubot/pibot/bin/hubotではSlackで取得したAPIトークンを記載しました。

Linuxを構ったのも数回だけで右も左も分からないので、今回はリンク先のコードをそのまま流用しました。
https://qiita.com/s_harada/items/c10b1322daec5521b261
そのため、run_hubot.shでsudoを使用している理由も正直よくわかっていないです。至らない部分が多くて恐縮です......

ご指摘いただいた通りに、run_hubot.sh内のパスを絶対パスにして
#!/bin/sh
-u pi /home/pi/hubot/pibot/bin/hubot --adapter slack
に変更してみましたが、同様のエラーが出てしまいました。厚かましいかもしれませんが、課題点教えていただけると幸いです。

[FiroProchainezo]

追記は質問文を編集してお願いします。
コメント欄に書かれても修飾が何も効かず分かりづらいです。

[MasatoN]

了解しました。すぐに編集します。

[FiroProchainezo]

sudo systemctl start pibot.serviceは実行しましたか？
また、run_hubot.sh の一番下に`exit 0` を追加してからsudo systemctl daemon-reloadして、sudo systemctl start(stop -> start) pibot.serviceしたらどうなりますか？

[MasatoN]

返信ありがとうございます！
sudo systemctl pibot.serviceは以前してみましたが、同様のエラーが出てしまいました。
'exit 0'を追記する方法は初めて知ったので今回試してみましたが、うまくいかなかったです。

[FiroProchainezo]

単に

/home/pi/hubot/pibot/bin/hubot --adapter slack

を実行した場合は実行可能ですか？

[MasatoN]

試しに実行してみると、以下のようなエラー文が出てきました。（本当に何度も申し訳ないです....）

~ $ /home/pi/hubot/pibot/bin/hubot --adapter slack
npm WARN saveError ENOENT: no such file or directory, open '/home/pi/package.json'
npm WARN enoent ENOENT: no such file or directory, open '/home/pi/package.json'
npm WARN pi No description
npm WARN pi No repository field.
npm WARN pi No README data
npm WARN pi No license field.

up to date in 1.296s
found 0 vulnerabilities

/home/pi/hubot/pibot/bin/hubot: 10: exec: node_modules/.bin/hubot: not found

[FiroProchainezo]

node_modules/.bin/hubotっていうのはどこにあるか分かりますか？

[MasatoN]

長い期間返信していただき、ありがとうございます！探してみたら、ディレクトリは~/hubot/pibot/node_modules/.bin/hubotとなっていました。ただ、エラーの意味はよく分かってないです...

[FiroProchainezo]

/etc/systemd/system/pibot.service で、WorkingDirectoryに`/home/pi/hubot/pibot/`(ユーザはpiですよね？piじゃなければユーザに合わせて指定してください。)を指定して実行してみてください。

WorkingDirectoryの指定例：https://qiita.com/tabimoba/items/e0230eb9d1f943b8708f

pibot.serviceを更新 -> sudo systemctl daemon-reload -> sudo systemctl start pibot.service(すでに実行中の場合はrestart or stop -> start)

なお、パスを求められた時はフルパス(~/は使わずに/home/pi/とか)を教えてください。
~/はユーザのカレントディレクトリで、回答者は誰でログインしているかとか、そもそもユーザはどんなのが登録されているかとかがわかりません。

[MasatoN]

すみません、気づくのが後になり返信遅れてしまいました。
早速指摘されたように/etc/systemd/system/pibot.service を下記のように変更してみたのちに
[Unit]
Description=pibot service

[Service]
WorkingDirectory=/home/pi/hubot/pibot/
ExecStart=/home/pi/hubot/pibot/bin/run_hubot.sh
Restart=always
Type=simple

[Install]
WantedBy=multi-user.target

ターミナルで下のようにコマンドを打ちましたが、
$sudo daemon-reload
$sudo systemctl restart pibot.service
$sudo systemctl status pibo.service
下のようなエラーが出てしまいました(よく分かっていないのですが、エラー内容は少し違うみたいです)
Loaded: loaded (/etc/systemd/system/pibot.service; enabled; vendor preset: enabled)
Active: failed (Result: exit-code) since Fri 2021-02-26 21:14:26 JST; 34s ago
Process: 1224 ExecStart=/home/pi/hubot/pibot/bin/run_hubot.sh (code=exited, status=203/EXEC)
Main PID: 1224 (code=exited, status=203/EXEC)

2月 26 21:14:26 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Service RestartSec=100ms expired, scheduling restart.
2月 26 21:14:26 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Scheduled restart job, restart counter is at 5.
2月 26 21:14:26 raspberrypi systemd[1]: Stopped pibot service.
2月 26 21:14:26 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Start request repeated too quickly.
2月 26 21:14:26 raspberrypi systemd[1]: pibot.service: Failed with result 'exit-code'.
2月 26 21:14:26 raspberrypi systemd[1]: Failed to start pibot service.

[FiroProchainezo]

手元にRaspberryPiがないのでちょっとわからないですね。
申し訳ございませんが、参考にしているQiitaを参考に、最初からやり直してみてはいかがでしょうか。
いくらか経験がある状態で最初からやり直すと、2回目はすんなり動いたりしますので。

[MasatoN]

了解しました！もう一度自分でプログラムを確かめてみます。
長い間、指導していただき本当にありがとうございました。