RAD Studio 10.3でTVirtualStringTreeというコンポーネントがインストールされているか確認したい。

Question

12年くらい前にEmbarcadero社製のC++ Builder 2009で作成されたソフトウェアに追加の機能を入れたいとのことで現在勉強しています。

C++ Builder 2009で作成されたプロジェクトを、RAD Studio 10.3で読み込んで、無理やりビルドをかけてみました。するとたくさんのエラーが出てくるのですが、一部のエラーで、”コード内で使用されているツールのコンポーネントファイルが見つからないので削除しますか？”と選択が出てきました。その際にOKをしてみると、そこをスキップできたようで、新たなエラーがどんどん出てきました。

とりあえずビルドはエラーで終わるのですが、その削除されたコードを確認してみると、uMain.hというヘッダファイルで

TVirtualStringTree *vtArea;
（中略）
TVirtualStringTree *vtEmg;

このような2行が削除されていることが判りました。

この
TVirtualStringTree というコンポーネントが、自分のRAD Studio 10.3にインストールされていないと思われるのですが、これを確認する方法を教えて頂きますようお願い致します。

Answer 1

その後なのですが、これは解決できた可能性が高いと思われるので記述させて頂きます。
RAD Studio 10.3で読み込んで無理やりビルドしたプロジェクトですが、次のようなエラーが出ていることを確認しました。

[bcc32c 致命的エラー] uMain.h(15): 'VirtualTrees.hpp' file not found

このVirtualTrees.hppというのが見つからないということのようなので、VirtualTrees.hppをググってみたところgithubのサイトでVirtual-TreeViewというリポジトリで公開されていることを確認できました。

早速ダウンロードしてみて、インストール方法が書かれているINSTALL.txtを参照しながらインストールを進めていくと（私はDelphi / RAD Studio XE3 - 10.2 Installationの項目の方法で進めました）、上記のエラーは出なくなることを確認しました。

コンポーネントのインストール方法はINSTALL.txtに書かれているやり方がC++ BuilderやRAD Studioなどでは一般的なようで、この開発環境では基本として押さえておきたいですね。ソースコードの記述でVirtualTrees.hppの箇所に赤い下線が出ていれば、このコンポーネント追加がうまくいっていないということと考えてほぼ間違いないようです。コンポーネントが追加されているかどうかはここのやり方で確認がつきますね。