pd.set_option ラムダ式の内容が示している意味について。

Question

質問内容

Python 超初心者です。
下記コードのラムダ式について、ご教示願います。

「'display.float_format'」から、有効数字を設定していることは分かりました。
そして、「lambda x:'%.5f' % x」から、設定する桁数を指定していることは分かります。

しかし、ラムダ式の中身が理解できませんでした。
.5fと記載されていることから、小数点以下の桁数が5桁だということは推測できますが、
**'%.5f'の%とは、何を意味しているのでしょうか。 **
そして、最後の% xとは、何を意味しているのでしょうか。

お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。

該当のソースコード

import pandas as pd
pd.set_option('display.float_format', lambda x:'%.5f' % x)

ソースコードが載っているサイト

Answer 1

display.float_formatには、float型の値を文字列に変換する関数(やメソッドなど）を指定します。通常は、float型の値を(利用者にとって適切な桁数で)文字列に埋め込むための関数を指定することになります。

質問文のコードで使われているlambda x:'%.5f' % xは、(ちょっと古めの)%を使った埋め込み方法で、%の後のx(lambda式で指定された引数)の値(float型)が、小数点以下5桁の形式で%.5fを置き換えるように文字列化されます。

ほかにも、Python 3.6以降で利用可能になったf文字列を使ってlambda x: f'{x:.5f}'と指定したり、lambda式を使わずにformat関数を'{:.5f}'.formatと指定しても同じ効果が得られます。

# どれを使っても同じ効果が得られる
pd.set_option('display.float_format', lambda x: '%.5f' % x)
pd.set_option('display.float_format', lambda x: f'{x:.5f}')
pd.set_option('display.float_format', '{:.5f}'.format)

また、pd.set_optionを使わずに、pd.options.display.float_formatに直接代入することでも同じ効果が得られます。こちらのほうが、より直接的な表現でわかりやすいかもしれません。

# どれを使っても同じ効果が得られる
pd.options.display.float_format = lambda x: '%.5f' % x
pd.options.display.float_format = lambda x: f'{x:.5f}'
pd.options.display.float_format = '{:.5f}'.format

Comments

[tomiieee]

少し古い表現だったのですね。
様々な指定方法をご教示いただき、ありがとうございます！

Answer 2

これは、文字列書式化とよばれるものです。

'%.5f' % x という式は、froat型のオブジェクトxを小数点以下５桁の文字列にします。

>>> s = '%.5f' % 1.0
>>> print(s)
1.00000
>>> type(s)
<class 'str'>
>>> print('%.5f' % 3.14159265)
3.14159

詳しくは以下をお読みください。

printf 形式の文字列書式化

Comments

[tomiieee]

文字列に変換しているのですね！
理解できました、ありがとうございます！