RangeオブジェクトにおけるCellsとItemの違い

Question

RangeオブジェクトにおけるCellsプロパティとItemプロパティの違いが分かりません。

ご教示お願い致します。

Comments

[y_waiwai]

あなたのいうRangeオブジェクトとは何でしょうか

Answer 1

直接の回答ではありませんが、まずはRangeとCellsについて正確に理解できると良いです。

Range
・変数宣言部に登場するRangeはRangeオブジェクトです。
・実際に処理を行うコード部分に登場するRangeはRangeプロパティです。RangeプロパティはWorkSheetのプロパティであって、単一のセルまたはセル範囲を表すRangeオブジェクトを返します。

Cells
・Cellsという名のオブジェクトは存在しません。
・CellsプロパティはWorkSheetまたはRangeプロパティのプロパティで、親オブジェクトの全セルを含むRangeオブジェクトを返します。更にItemプロパティで単一のセルを表すRangeオブジェクトを返します。

＜参考サイト＞
https://thom.hateblo.jp/entry/2017/04/16/021320

Comments

[dagiri]

暫く考え込みましたが、なんとなく理解出来ました！
色々と試して、確かめて理解を深めようと思います。
ありがとうございます！

Answer 2

Range.Cells プロパティ (Excel) | Microsoft Docs

Range.Item プロパティ (Excel) | Microsoft Docs

上記の公式の説明を読んでもあまりよく理解できませんよね。

私は下記のように理解しています。（間違っているかもしれませんが）

Cellsは複数形になっているので、複数のセル範囲を返す（単一の場合もありますが）

Item は単数なので一つのセルしか返すことができない。

    Debug.Print Range("A1:C7").Cells.Address       '$A$1:$C$7
    Debug.Print Range("A1:C7").Cells(2, 2).Address '$B$2
    
    Debug.Print Range("A1:C7").Item.Address 'コンパイルエラー
    Debug.Print Range("A1:C7").Item(2, 2).Address  '$B$2

Range("A1:C7").Cells(2, 2) というのは、たぶん Range("A1:C7").Cells.Item(2, 2) の省略形だと思う。

上でItemは単一のセルを返すと説明したが、下記だと複数のセル範囲を返す。

    Debug.Print Range("A1:C7").Columns.Item(1).Address '$A$1:$A$7
    Debug.Print Range("A1:C7").Rows.Item(1).Address '$A$1:$A$7

これは、列、行 を対象としているためだと思われる。