defer文が実行されない

Question

参考書（詳解Swift改訂版）のコードで理解できないものがあったので質問させていただきます。
下記の関数doit()のdefer文なのですが引数に０を与えdoit()を実行すると二番目のdefer文が実行されません。説明には『実行が及んでないdefer文は実行されない』と書いてあるのですがこのdeferはif文のブロック外なので実行が及んでないの意味がわかりません。
func doit(a:Int) {
var n = 0
defer { print(1,n) }
if a == 0 { return }
defer { print(2, "oops") }
n = a
}

doit(0)

Answer 1

if a == 0 { return }
にて return されています。
(それ以降の処理を行わず処理を終了する)
そのため2番目のdeferは実行されません

引数に０以外を入れれば、
if a == 0 { return }
でreturnされず、2番目のdeferが実行されます

Comments

[Blue0999]

ご回答ありがとうございます！
return後処理は終了されるのですね。
deferはブロックの処理の最後に呼び出されるものなのでdeferは２つともif文で処理を終了した後に実行されると思うのですが…１つ目のdeferだけが実行されるのはなぜでしょうか？

[Rumi_Igarashi]

returnされてしまった場合、以降のコードは読み込まれることはないため、
二番目のdeferは読み込まれすらしていません。

[Blue0999]

では最初のdeferはreturnの前なので呼び出され、二番目のdeferはreturn後なので評価すらされないという事でしょうか？
deferはブロックの最後に呼び出されるのが原則だと思うのですが、returnがある場合は通常の順番通りに評価されるという事でしょうか？
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
defer { print(a) } // 原則どおりdeferは最後に呼び出される
var a = 1
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
var a = 1
return a // returnが先に呼び出される
defer { print(a) }
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

質問が増えてしまって申し訳ありません。

[AOKINAO]

　deferは、「deferに続くブロック内を、defer自信が含まれるブロックを抜ける時に実行するように『予約する』機能」なので、defer自信が実行されなければ、予約そのものがされません(「予約」という言葉は、説明用に使っただけで、swiftの用語ではないのでご注意ください）

Answer 2

deferはブロックの最後に呼び出されるのが原則だと思うのですが

間違ってます。
deferの"中身が"ブロックの最後に呼び出されます。

雑に説明すると
defer{f}は「ブロックを抜けるときにfを行う」の登録作業です。
ですから、

return a // returnが先に呼び出される
defer { print(a) }

と書けば、登録作業の前に抜けているので、print(a)は実行されません

Comments

[Blue0999]

ご回答ありがとうございます。わかりやすくとても納得できました！
defer自体は登録作業なのでdeferは処理の順番通りに呼び出され、defer内の処理がブロックの最後に呼び出されるという事ですよね。

Answer 3

実行が及んでいない のは、if文により、引数aが０の場合２番目のdeferまで実行が及んでいないという意図でしょう。

Comments

[Blue0999]

ご回答ありがとうございます！
教えていただいた事を参考にplaygroundでif分の条件をaが1だった場合に変更して試してみたらその通りでした。