OpenMPI tagの定義

前提・実現したいこと

OpenMPIでの MPI_Recv や MPI_Isend などの通信関数において tag 引数が存在しますが
(1) これらはいつ使われるものなのでしょうか?
サンプルでは大抵0が入れられていますが MPI_Prove でこの値は取得することができるためユーザー定義して利用できるならそうしようと思ったのですが
(2) この値はユーザー定義できるのでしょうか?
それができるのでしたら
(3)なにかシステムにcommitしなければいけなかったりするのでしょうか?定数値の共有でいいでしょうか?

Example

C
1/* MPI_Isend */
2int MPI_Recv(
3	void *buf,
4	int count,
5	MPI_Datatype datatype,
6	int source,
7	int tag,
8	MPI_Comm comm,
9	MPI_Status *status
10)

補足情報

Windows10 Pro Hyper-V Ubuntu 20.04.1
OpenMPI 4.0.5 gcc g++

行動規範の内容に同意します

回答1件

ベストアンサー

(1) これらはいつ使われるものなのでしょうか?
(2) この値はユーザー定義できるのでしょうか?

tagは、送受信するデータを区別するための値です。
シンプルなプログラムであれば、あるタイミングでやり取りするデータは1種類にすることになるでしょうから、「どんなデータか」を区別する必要はないですが、MPI的には複数のデータ送受信が混ざっていても区別できる仕組みとしてtagを設けているということです。
この「区別」はあくまでユーザが決めているものですので、どんな値にするかはユーザの自由です。( 整数値として、0～MPI_TAG_UB の間にする必要はあります )

送信側はtagを指定して送るだけですが、受信側はtagを指定して受信するデータを選ぶことも、MPI_TAG_ANY という特別な値を指定して無差別に受信する ( tag情報を見てデータを判断する ) ということも可能です。

(3)なにかシステムにcommitしなければいけなかったりするのでしょうか?定数値の共有でいいでしょうか?

対応する送受信処理でtagの値が一致するように、通信が混在する時は異なるtagの値で区別できるように、ユーザが自由に設定してください。定数値で構いません。MPIのシステムになにか事前登録するようなものではありませんし、tagの不整合があったりしてもシステムで面倒を見てはくれません。( 通信が想定通りにできないだけ )

投稿2020/10/31 09:10