Buildrootの基本的なことについて

Question

最近Buildrootという環境を知り、色々調べていて実際にまっさらな状態のOSの作成をしている最中です。

###わかっていること
調べていて分かったことは

• 組込みシステム向けのOS
• アーキテクチャやBIOSのバージョンに合わせることができる。

→ クロスコンパイルみたいな感じ？

• BuildrootはLinux上で行う

###わからないこと
わかっていることが合っているかわかりませんが…その上で分からないことは

• Buildroot作成時に自分が作成したプログラムやスクリプト等を組み込めるのか
• もし組み込める場合、Makefileなとを用意しておけばソースを事前にビルドしなくてもBuildroot時にまとめてやってくれるのか
• Linuxは様々なアーキテクチャBIOSの状態に対応しているがそれとはまた違うのか（ディストリビューションによりますが…）
• Buildrootで作成したOSの環境（ディレクトリ構成など）は作成するOS（ホストOS）がベースになったりその環境に依存するのか。

などなど、他にも色々ありますが要はBuildrootを使うとどんな便利なことがあるのかが知りたいです。
別でスクリプトを用意すれば様々なことが出来ると思いますが、ここではBuildrootツール単体での機能の中でお願いします。
実際にやってみれば分かるとは思いますが予備知識として知っておきたいです。

Answer 1

Buildrootの特徴としては、おっしゃる通り組込み用途に使うと便利です。
環境というより、Buildrootというツールです。
コンフィグファイルにソフトを動かすデバイス情報を定義しておくと、それに合わせてクロスコンパイルしてくれます。

Buildroot作成時に自分が作成したプログラムやスクリプト等を組み込めるのか

はい、出来ます。
Buildroot作成というと語弊がありますが、"Buildrootを使ってビルドする際に"という意味であればその通りです。

もし組み込める場合、Makefileなとを用意しておけばソースを事前にビルドしなくてもBuildroot時にまとめてやってくれるのか

はい、そうです。
例えば追加したいOSSのソースコードの取得先URLとconfigure時のオプションを定義すると、BuildrootのMakeを走らせたときにDownload,解凍,configure,makeまで実行したりできます。

Linuxは様々なアーキテクチャBIOSの状態に対応しているがそれとはまた違うのか（ディストリビューションによりますが…）

"Linuxは様々なアーキテクチャBIOSの状態"の意味は良く分かりませんが、大抵の場合、ブートローダが別途用意が必要です。（grub2,u-boot,red-bootなど）
これはすいません、知りたいことが分からなかったです。

Buildrootで作成したOSの環境（ディレクトリ構成など）は作成するOS（ホストOS）がベースになったりその環境に依存するのか。

いいえ、ビルドを行う環境とは関係ありません。

Comments

[86chan]

返信遅れてすいません。
ご回答ありがとうございます。
ほとんどやりたいことができそうです。

自分でコンパクトなLinux OSを作りたいと思いいろいろ調べてBuildrootにたどり着きました。とりあえずプレーンな状態を目指していますが、ブートローダーを組み込む設定にすると失敗するか存在していない状態で出来上がってしまいます。これは既存のものを流用するしかないのかな…と思っています。
kernelあたりの設定を弄るとまた…

空き時間にしかできませんががんばってみます。
ありがとう御座いました。