エンベロープFROMの値は何を元に設定されるのでしょうか？

Question

SMTP通信について勉強していて、疑問に思ったことがございます。

SMTP通信では、MAILコマンドで送り主のアドレスが相手先に通知されることまでは知りましたが、このアドレス（エンベロープFROM）の値は、どの値が使われるのでしょうか？

調べていく中で、ヘッダ情報の値（FROMヘッダの値）が使用されるなどの記述は見かけましたが、その場合いわゆる"なりすまし"（エンベロープとFROMとヘッダFROMが異なる）のようなことはできないような気がしました。

また別で、外部のSMTPサーバ（例えばマネージドなメールサーバ）を使用する際に、エンベロープFROMがそのマネージドサービスのサーバのものとなるため、SPFレコード等の証明設定が必要となる、みたいな情報も見かけましたが、これがその通りであれば送信するサーバに、エンベロープFROMとして通知するメールアドレスが予め設定されているということでしょうか？

1. エンベロープFROMの値は、どの値となるのか
2. なりしましにおけるヘッダFROMの値の設定はどのタイミングで行われているのか？

以上、ご回答頂けますと幸いです。

Answer 1

エンベロープFROM/ヘッダーFrom は自身で任意に指定することができますが、
そのメールが送信できるかできないかはメールサーバの設定次第です。

SPF はエンベロープ FROM で使用するドメインの DNSサーバにレコードを登録する必要がありますので
ドメインの管理者が事前に設定しておく必要があります。

Answer 2

SMTP通信について勉強していて、疑問に思ったことがございます。

まずは、RFC 読むとこから始めると良いですよ。
rfc5321 - Simple Mail Transfer Protocol
rfc7208 - ender Policy Framework (SPF)

Answer 3

プログラムによります。
というか、プログラムでどうとでも出来ます。

例えば、sendmailコマンドを直接使ってメールを送るときは、メール中のヘッダと関係なく、コマンドを実行するユーザーになります。また、コマンドラインオプション-fでどうにでも指定できます。

また、自分で直接SMTPコマンドを送るレベルのプログラミングをするなら、MAIL FROM: ～～をどう組み立てるかはプログラマの自由です。

Comments

[otn]

接続するSMTPサーバーの設定によっては、エンベロープFROMに指定する値に制限を設けているかも知れませんが、それはまた別の話ですね。