-> () -> Void は何ですか？【クロージャ】

Question

##　-> () -> Void は何ですか？

-> 戻り値の型なので、() -> Voidがreturnの型なのでしょうか？

    func function3() -> () -> Void {
        var tete = 10
        let closure = { tete += 1
            print(tete)
        }
        return closure
    }

また、クロージャによるreturnの型を、
クロージャ内に記述する事は可能でしょうか？

(雰囲気は以下のような感じです..エラーですが..)

    func function3() {
        var tete = 10
        let closure = { () -> Void in tete += 1
            print(tete)
        }
        return closure // Unexpected non-void return value in void function
    }

質問は以上です。
お時間あるときに、ご返信頂けましたら幸いです????

Answer 1

最初の１行での予想の通り、() -> Void は return の型です。

その型をクロージャー内に記載することも可能です。

let closure = { () -> Void in

    tete += 1
    print(tete)
}

そして最後に挙げられていたコードは、型の扱いが間違っているために発生している様子です。

記載された通りのコードでしたら、closure の型は () -> Void なのですけれど、function3 の戻り値の型は指定されていないため Void になります。return closure は () -> Void を返そうとするため、function3 が想定する戻り値の型と一致せずにエラーになります。

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エラーを解消するには、コードを書く側の意図に応じて２つの方法がありそうです。

1. 型を () -> Void に揃える方法

戻り値で () -> Void という関数型の値を返して、それを受け取った側が好きなタイミングで実行できるようにするなら、次のように function3 の戻り値の型を () -> Void にします。

func function3() -> () -> Void {
    
    var tete = 10
    let closure = { () -> Void in
    
        tete += 1
        print(tete)
    }
    
    return closure
}

2. 型を Void に揃える方法

今回のコード例では無意味なので採らない方法とは思いますけれど、closure の型が () -> Void（引数を取らず、Void を返す関数）なので、それを空の引数を添えて実行する（つまり closure() とする）ことで、その戻り値が Void 型で得られます。そうすると function3 の戻り値の型は Void ですので、型が一致してエラーが解消されます。

func function3() {
    
    var tete = 10
    let closure = { () -> Void in
    
        tete += 1
        print(tete)
    }
    
    return closure()
}

Comments

[kazuki_user]

ご返信ありがとうございます。
型の不一致が原因だったのですね。勉強になりました????‍♀️