TCPソケットのネットワークバッファに空きが無い状態での書き込み

Question

ネットワークバッファに空きが無い状態での振る舞い

https://docs.python.org/ja/3/howto/sockets.html#non-blocking-sockets

Pythonを用いてTCPのソケット通信を用いるプログラムを製作しています。

ソケットはselect()を用いて制御しており、上記の文章を読んでいて気になる事がありました。通常のソケットのネットワークバッファは空いている状態がほとんどだと思いますのでsendall()より随時データを書き込んでも問題は起きにくいと思われます。
ところが、ネットワークバッファに空きが無い状態で書き込むとどうなるのでしょうか？文献があまり無く、Blocking状態になるともパケットロスが生じるとも考えられ判断に困ります。もしロスが生じるならばselect()によりフラグを確認しなければなりません。

質問した理由

TCP は到達性が保証されているのですがごく稀にデータが届かない事があります（ローカルでも再現します。ソケットで送信を確認済みなのでソケット自体に問題がありそうですがハッキリとわかりません。この問題は上記の仕様が関わっているのかの判断材料に質問しました。

何かわかる方は回答の方をよろしくお願いいたします。

Answer 1

ノンブロッキングモードで使うと言うことでしょうか？

書いてあるとおりだと思います。

構造上の大きな違いは、 send, recv, connect, accept が何もしないで戻ってくるかもしれないという点である。選択肢は (当然ながら) いくつかある。返り値とエラーコードをチェックするという方法もある。

ノンブロッキングモードでバッファに空きが無ければ、例外が発生するはずなので、適切に対処します。
BlockingIOErrorの例外が発生すると思います。

exception BlockingIOError

ある操作が、ノンブロッキング操作に設定されたオブジェクト (例えばソケット) をブロックしそうになった場合に送出されます。errno EAGAIN, EALREADY, EWOULDBLOCK および EINPROGRESS に対応します。

Comments

[namuyan]

asyncioを使用しませんがNon-blocking操作をしています。確かにエラーが出ますからバッファーが原因とは思えませんね。でもエラーを出されても困るのでselect()でブロックしておいたほうがいいかもしれない。

[otn]

> でもエラーを出されても困るので
selectで書き込み可能であっても、バッファの空きより大きなサイズを書こうとすると、例外になりそうな気がします（想像ですが）。

> TCP は到達性が保証されているのですがごく稀にデータが届かない事があります

TCPだと、
・データが漏れなく届く
・送受どちらかでエラーを検出する（タイムアウト含む）
のどちらかなので、データの抜けが発生したのなら、その原因であるエラーが発見できていないと言うことだと思います。