rsyncコマンドでdry runモードを使う際の注意点

Question

CentOS7 集中講座という本にこう書かれています。

「rsyncコマンドでは同期対象しますが、「/」がある場合とない場合で挙動が変わるので気をつけてください。rsyncコマンドにはdry runモード（-nまたは--dry-runオプション）があります。字ｓっさいにはファイルを同期せず、同期対象を確認する試運転モードです。同期元を間違えるならまだしも、同期先を間違えると大変なことになりますので、必ず事前にdry runモードで試して意図通りの動作をするかを確認してください。」

と書かれていますが、「同期元を間違えるならまだしも、同期先を間違えると大変なことになる」とはどういうことでしょうか？同期先を間違えたら探せば良いですが、同期元が間違っていたら、復元できないのではないでしょうか？

Answer 1

同期元を間違ったなら、同期先のディレクトリを削除してやり直せばいいだけですが、同期先を間違ったらそういうはなしでは済まなくなりますね

Answer 2

同期元は参照しかしないので間違えても影響は受けませんが、同期先は更新されるので意図しないファイルが上書きされたり削除されたりします。
単純な例では、毎日日付付きの新規ディレクトリにrsyncしてバックアップしていたとして、同期先を間違えて昨日の日付を指定すると昨日ののバックアップが無くなってしまいます。
バックアップ元を間違えたら、やり直せば良いだけです。