例外が発生しないことを保証するnoexcept関数について

Question

例外処理の勉強をしていると
noexceptというものがあることを知りました。
noexceptは例外が発生しないことを保証する + 実行速度も上がるとのことでした。
例外を自主的に発生(thorwなど使って)や組み込み関数(new deleteなどの例外発生可能性があるもの)が
存在しない関数を作るときはデフォルトでnoexceptを指定するべきなのでしょうか
実行速度があがるとのことなのでいれたほうがいいのかとも思いましたが、
自分が触れたソースコードのほとんどにnoexceptが記述されていないものでしたので気になって質問いたしました。
そもそも例外が発生する組み込み関数などを使わずに関数を作ることが少ないからnoexceptをあまり見る機会がないのでしょうか？

Answer 1

例外が発生しないことを保証できる、または保証したい場合には noexcept を付けるべきです。 古くはそうではありませんでしたが C++17 以降の仕様では noexcept は関数の型の一部とみなされるようになったので手を抜く (noexcept が保証できるのに指定を付けない) と場合によっては様々なライブラリと組み合わせ難くなる可能性もあります。

逆に言えば、古い仕様では noexcept は関数の型の一部ではなかったので曖昧に運用されていることも多いというのも確かです。 noexcept の指定があまり付けられていないソースコードは

• 単に例外に対する配慮を怠っている
• 古い仕様に基づいている
• 本当に例外発生の可能性がある

などの事情があるのでしょう。 どの事情にあてはまるのかは場合によるのでなんとも言えません。