C言語 - inttypes.h について

Question

C言語の標準ヘッダファイルに inttypes.h があります。
この中で書式指定子のためのマクロとして、fprintf 用と fscanf 用にそれぞれ書式指定子が定義されています。
参考: http://www.c-tipsref.com/reference/inttypes.html

しかし、fprintf 用と fscanf 用の書式指定子はすべて同じではないかと思うのですが、なぜ別々で用意されているのでしょうか。
別で用意されている理由が分からないので、教えてください。

Answer 1

fprintf 用と fscanf 用の書式指定子はすべて同じではないかと思うのですが

違います。規定の実引数拡張でintやdoubleに昇格する、char、shortやfloatなどの場合、printfには昇格後の型としての指示子を与えるのが適切なのに対して、scanfではポインタを渡すので昇格は起きず、それぞれの型をきちんと識別する必要があります。

[迷信] double の出力書式は "%lf"

Comments

[tails]

私もそうではないかなと思って手元の環境（Visual Studio）で PRId8 を出力してみましたが、hhd だったので、既定の実引数拡張は関係ないのかな？と思ってしまいました。
実際、JIS X 3010 の 7.19.6.1 にも fprintf に対して、長さ修飾子 hh の意味として、
> d, i, o, u, x 又は X 変換指定子の場合, 対応する実引数の型が signed char 型又は unsigned char 型であることを指定する（実引数は, 整数拡張に従って拡張されているが, その値を表示する前に signed char 型又は unsigned char 型に変換する。）
と記載があるので、printf でも h や hh の長さ修飾子は有効だと考えられます。

そうなると、両方とも同じでも全く問題が無いように思います。

[SHOMI]

MinGW gccのヘッダではPRId8,PRId16は"d"となっていますね。

[tails]

すみません、回答いただいていたのに、気づきませんでした。
確かに、gcc では "d" ですね。
うーん、規格にあるように、hhd でも d でもどちらでも良いということになるでしょうか？