double型変数の-0.00と0.00の違い

Question

double型変数の-0.00と0.00の扱いについてです．

次のコードを実行してみると出力はZEROとなりました．

double x = -0.00;
if (x < 0) puts("negative");
else if (x == 0) puts("ZERO");
else puts("positive");

なので，ifで比較するときはxはピッタシ0と同じと考えました．

double型の変数は符号部分(1bitめ？)が0か1かで符号を扱っているので，

x = -0.00;
y = 0.00;

としたときにxとyの1bitめの符号のとこだけが異なっていて，その他は同じだと思います．
なので，printfで次のように表示すると．

printf("x %.2f y %.2f\n", x, y);
//結果 x -0.00 y 0.00

と符号も込みで出力されます．

-0.00のマイナスを除いて出力したいのですがどうすればよいでしょうか？よくある

x = (x < 0) ? -x : x

みたいな絶対値を返すようなコードだと-0.00のままになってしまいます.
xには色々な実数が入っているときを考えています(-0.00も含め)

Answer 1

浮動小数点数の符号を操作するものとして、以下の2つがあります。

• copysign…ある値から別の値へ符号をコピーする（man）
• signbit…値が負の数かを（-0や負のNaNを含め）判定する（man）

Comments

[RaitoN]

なるほど！どちらも知らないものでした．ありがとうございます．

Answer 2

fabs()を使いましょう
自分で実装したければsignbit()を使って(またはそれすら自分で実装して)判定しましょう

Comments

[RaitoN]

ありがとうございます．助かりました．

Answer 3

fabs() で絶対値をとればよいと思います。

C言語関数辞典 - fabs, fabsf, fabsl

#include <stdio.h>
#include <math.h>

int main()
{
    double x = -0.00;
    x = fabs(x);
    printf("x %.2f\n", x);  // 0.00
}

Comments

[RaitoN]

すげえ！